第七話・新人奴隷サラ

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 サラは薄っすらとした意識の中でまどろんでいた。
(ああ、今日はリース公爵家の領地に赴かなくては……。もう外堀は完全に埋めてあるから本来はそんな必要もないのだけれど、上手くすればアマンダを連れて帰れるかも知れないから頑張らないと……)
 そんなことを思いながら、寝ぼけ眼でゆっくりと目を開ける。
 豪華に彩られている自室にいるはずが、そこは異臭の漂う薄暗い地下牢だった。驚いて起き上がると、いつもなら身に付けているはずのシルクの衣服がどこにもなかった。全裸の身体には、痛々しい鞭の痕が何本も走っており、太ももには奴隷の証である焼印が押されている。
「あ…………」
 現実を認識するに連れ、急激に目が覚めていく。
 そうだ。自分は今、奴隷として囚われているのだった。あまりにも変わり果てた自分の姿がそれを証明している。ほんの二日前までの女王としての暮らしは、まるで遠い夢だったような気さえした。
 周りを見回してみると、同じ地下牢に囚われている奴隷達が、サラとは距離を置いて各々座り込みこちらを伺っていた。彼女たちの視線に敵意が混じっているのを感じて、サラは僅かに気後れする。
 何故そんな目で見られるのかは察しが付いていた。焼印を押される時、自分をここにいる奴隷達と一緒にするなとハッキリと言ってしまったのだ。それでなくとも、サラは奴隷制の上に成り立つ階級社会の頂点に君臨していたのだから、敵視されて当然だった。彼女達が宮廷の動きを知っているはずがないので、今更ここで、自分は奴隷解放を目指していたと主張しても無意味だろう。
 サラが鞭と焼印で痛む身体を縮込ませ、膝を抱え込んで冷たい視線に耐えていると、奴隷の中の一人が立ち上がって近付いて来た。
「女王陛下、ご気分が優れないようですが、大丈夫ですか?」
 他の奴隷達に聞かれないように、ボソボソと小さな声で丁寧にそう言われ、サラも小さく声を返す。
「え、ええ。大丈夫よ。心配してくれてありがとう。えっと……」
「私はマリーカと申します、女王陛下」
「マリーカ?」
 その名前は確か、奴隷が使うことを許されていないのではなかったか、とサラがいぶかしんでいると、マリーカはそれを察して、
「ああ、私、最近まで普通の平民として暮らしていましたから……。女王陛下は今、とても状況を受け入れる気にはなれないでしょうけど、時間が経てば少しずつ諦めも付いてきますよ。私がそうでしたから」
「…………」
「それはともかく、他の奴隷にも一声掛けたほうが良いかも知れません。これから苦難を一緒に乗り越えていく仲間ですから」
「……そうね。そうするわ」
 敵意丸出しの他の奴隷達に話しかけるのは気が進まなかったが、サラはマリーカの助言を受け入れることにした。
 唯一自分に好意的なマリーカを無下にすることは出来なかったし、案外話してみれば、マリーカのようにすぐ打ち解けるかも知れない、と考えたのだ。
 奴隷達が固まって座り込んでいる小集団の目の前まで行き、立ち止まる。若干緊張しながら、サラは恐る恐る口を開いた。
「あの……」
 そこまで言い掛けたところで、奴隷の一人がサラの後方に向かって「マリーカァ!」と声を張り上げた。
「はい!」
 マリーカの返事を聞いて、サラは後ろを振り返った。マリーカは直立不動になって、声を張り上げた奴隷に真っ直ぐ視線を向けていた。
「どういうこと、これは!? 女王陛下に、先輩に対する口の利き方を教えなかったの!?」
 怒鳴りつけられたマリーカは、サラをチラッと見て、
「私はちゃんと教えました。ですが、女王陛下は『この私が奴隷如きに敬語を使うなんてありえないわ』と言い張って、どうにもならなかったのです」
 平気な顔をして出鱈目を口にするマリーカ。
 サラは一瞬訳が分からなかったが、聡明な頭脳に考えを巡らせると、すぐに答えが出た。
 今の会話から考えて、マリーカはサラが囚われるまではここで一番立場が弱かったに違いない。新しい奴隷が入ってきて、マリーカは先輩奴隷達の矛先が確実に新人の奴隷であるサラに向かうように、一芝居打ったのだろう。
 元女王というとんでもない経歴を持っているサラに対して、先輩奴隷達が遠慮したりするようなことがあれば、マリーカは事実上の最底辺の立場のままになってしまうのだ。そこで、奴隷同士の礼儀に反する行動をサラに取らせて先輩奴隷を逆上させ、マリーカは元女王が特別扱いされる可能性を潰したのだ。
 サラはそこまで考えると、ここは下手に出るのが得策だと判断した。マリーカを見習って直立不動になり頭を下げる。
「も、申し訳ありませんでした、先輩。私が間違っておりました……」
 生まれて初めてする全面的な謝罪に、サラの女王としてのプライドが大いに傷付いた。全身の血が逆流するような悔しさに身体が震える。
「今さら遅いんだよ! お前は!」
 バシッとサラ女王の頬が叩かれた。サラは一瞬なにが起こったのか分からなかった。頬がジンジンと痛みを伴う熱を持ったのを感じて、初めてビンタされたのだと認識した。
 鞭で打たれるより遥かに痛みは小さいが、より屈辱的なのはこちらの方かも知れない。奴隷に叩かれるというのは、誇り高いサラ女王にとって想像以上にショックだった。
「お前、元女王だからって、調子に乗ってるんじゃないの!?」
「そ、そんなことはありません」
「だったら、なんで私達を見下ろしてんの!?」
「あ……す、すみません」
 サラは慌てて膝を折ってその場に座り込んだが、偉そうにしている奴隷に屈しなければならない今の立場が口惜しくてならなかった。彼女達奴隷を解放しようとした結果囚われの身になってしまったというのに、この仕打ちはいくらなんでもあんまりだ、と悔し涙が眼の淵に溜まる。
「なに不満そうな顔してんの!? 女王陛下は挨拶もろくに出来ないの!?」
「あ、いえ……よ、よろしくお願いします」
 サラが慌てて頭を下げると、奴隷達はクスクスと忍び笑いを漏らしたが、階段からコツコツと靴音が響いてきた途端、一斉に立ち上がって横一列に整列した。ただ一人、サラだけは何が起こったかわからず呆然としている。
 地下室の扉が外にいる守衛によって開かれ、奴隷の世話係りであるミリアが食事の詰まった荷台を牽いて中に入ってきた。ミリアは直立不動になっている奴隷達の中でひとり座ったままのサラを見てニヤリと笑った。
「あら、サラ。貴方、それが私を出迎える態度なの?」
 そう言われて、ようやくサラは奴隷達が整列している理由を悟った。「す、すみません」と言いながら、急いで立ち上がって列の右端に並ぶ。
「ふふ、いいのよ。何せ貴方は、元女王陛下様。他の奴隷達とは違うのよね?」
「あ、いえ……そんな……」
「先輩奴隷達はちゃんと指導してくれなかったの? まったく……サラのためにも先輩達にはお仕置きが必要ね」
 ミリアが壁に備え付けてある鞭を取って地下牢の中に入ってくると、奴隷達は顔色を変えた。どうしてコイツのせいで鞭を受けなきゃいけないの、という視線をサラに向ける。
「早くお尻を突き出しなさい!」
 ミリアが鞭を地面にピシャリと打ち付ける音に、奴隷達はぞろぞろと後ろを向き四つん這いになった。
「鞭打ちお願いします!」
 リーダー格の奴隷が声を出すと、ミリアはずらりと並んだ尻に鞭を振り下ろし始めた。奴隷達が悲鳴を上げるのを我慢できるギリギリの力加減で鞭を振るっているため、彼女達は稀に「うっ」と呻き声を上げる程度で鞭を受けていた。
 その光景を、サラは震えながら眺めている。ミリアが自分に対する奴隷達の感情を悪化させるためにワザとこんなことをしているのだと、計らずも気づいてしまったのだ。先輩達がこの恨みを晴らそうとする時のことを想像すると、恐ろしくて背筋がゾッとした。国家権力を持たない自分は只の一人の女に過ぎないのだと、今更ながらに痛感させられる。
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