第十五話・転落の貴族令嬢

女子高生レイプ小説
厳選無料エロ漫画
学校であったエッチな羞恥体験談
 石工職人のミッタマイヤーは、三年前にそれまで仕えていた伯爵家からクビを言い渡されて以来、あちこちを転々として食いつなぐ日々を送っていた。
 ミッターマイヤーは、この三年間、かつて仕えていた伯爵家の令嬢のことを忘れた日はなかった。
 我が儘で気が強く、大勢の従者に奉仕させることも当然としか思っていない伯爵令嬢、ミルフィーユ。彼女は、直接身の回りを世話させている下女からの評判はすこぶる悪かったが、普段直接の関わりを持たない者からは羨望の眼差しを向けられていた。
 平民を見下すような言動を繰り返しているミルフィーユだったが、その外見はとにかく貴族としての気品に溢れているのである。
 輝くような金髪が腰まで真っ直ぐに伸びており、それだけでも目を引くような美しさを備えているが、透き通るような白い肌や、はっきりとした目鼻立ちは、近寄り難いとさえ思えるほどの美麗さを誇っていた。
 遠くから見ている分には、面と向かって蔑みの言葉を投げ付けられる訳ではないので、平民にはその優雅な姿ばかりが目立つというわけだ。
 ミッターマイヤーもそうした者の中の一人だった。
 平民のミッターマイヤーにとって、伯爵家のご令嬢など雲の上の存在でしかなく、ただの一度も話をしたことすらない。石工職人として伯爵家の屋敷に出入りしていただけで、向こうはおそらくミッタマイヤーのことなんて覚えてもいないだろう。
 何度も邸内の廊下ですれ違ったことはあるが、ミッターマイヤーはミルフィーユに気が付くとすぐに足を止め、その場で深く頭を下げなければならず、会話どころか目を合わせたことすらなかった。
 それが平民と伯爵令嬢の間にある歴然とした身分の差だった。
 頭を下げている間に令嬢が通り過ぎる際、いつも薔薇のような芳香が漂ってきたが、ミッタマイヤーは今でもその時の香りを鮮明に思い出すことが出来る。それほど心地良く甘い匂いであった上に、何よりもその香りが伯爵令嬢に相応しい高貴な雰囲気を醸し出していたのだ。印象にも残ろうというものである。
 生来の性格からなのか、あるいは伯爵令嬢という出自がそうさせるのか、ミルフィーユは常に自信に満ち溢れた表情をしていた。自分は他の者とは違い、選ばれた立場にいるのだという自覚があったのだろう。
 確かに、ミルフィーユの家柄は数ある貴族の中でもかなりの歴史と格式があり、その影響力は王国の中でも相当なものがあった。もっとも、それはあくまでミルフィーユの父である伯爵家当主の話であり、ミルフィーユ本人には何の権力も実力もありはしないのだが……。

 ミッターマイヤーが伯爵家からクビを言い渡されてからしばらくして、我が世の春を謳歌していたミルフィーユにも不幸が訪れた。
 この王国をこれ以上ないほどの繁栄に導いていたサラ女王が退位し、その妹のアマンダが王位に就いてから、全てがおかしくなったのである。
 アマンダはサラ女王時代の減税策の全てを廃止し、極端な重税政策へと舵を取った。
 平民は困窮を極めてその不満を爆発させ、いくつかの反乱を呼び起こす結果となった。アマンダは即座に軍隊を派遣して強権的に鎮圧し、数千にも上る首を城下に晒して平民を力尽くで押さえ込んだ。
 だが貴族もまた反発を強めていた。基本的に貴族はほぼ無税に近い状態であり、おまけに貴族年金として無条件に毎年多額の配給がある。しかし経済の根幹を成す平民の市場が崩壊しては、金儲けをしてさらに富める者となることが出来ず、多くの貴族がアマンダに対して直接的間接的に不平を述べた。
 女王に文句を垂れるとは何事か。理不尽にもそう怒り狂ったアマンダは、いくつかの貴族をお家断絶にまで追い込んだ。これで大多数の貴族との対立が決定的となったアマンダは、その後もますます高圧的な政治を行っていくことになった。
 即位して僅か数年でかつてないほどに王国を発展させた前女王はあまりにも並外れていたが、その後を継いでから僅か数年で崩壊の危機にまで追い込まれるアマンダも逆の意味で凄いと言える。
 大陸にその名を轟かせたプロビオン王国は、今や滅亡への道を歩み始めていた。
 アマンダの統治の中でも、特に後の世に語り継がれるであろう失策は、貴族の娘を強制的に娼婦にさせたことであった。
 これで、最後まで王国に尽くそうとしていた貴族連中まで敵に回し、元々反感を抱いていた貴族は更なる敵意を増大させるに至った。
 近いうちに内乱が起き、アマンダが死刑台に上る日もそう遠くないだろうが、それでも現時点では正式の女王であることは歴然とした事実だった。内乱を起こしてそれを覆すには手間も時間も掛かる。どんなに早くとも数年は必要だろう。今すぐに王国軍と事を構えて王政を打倒することなど、どんな大貴族にも不可能なこだった。
 王国内の男爵から公爵にいたるまでの全ての貴族は、泣く泣く自らの令嬢を娼婦館へと差し出した。

 ミッターマイヤーは各地を転々としながら、数年間想い続けていたミルフィーユが娼婦として働かされている場所を突き止めた。  念願の再開を果たすべく、ミッターマイヤーはなけなしの金銭を握り締めて高級娼婦館へと足を踏み入れた。
 たった一夜で十日分の収入が消えると思うと、さすがに多少は躊躇せざるを得ないが、それでもミッターマイヤーの意思が変わることはなかった。
 ミッターマイヤーが支配人に案内されたのは、とても貴族の令嬢があてがわれているとは思えないような暗く狭い部屋だった。家具や調度品も、ミッターマイヤーが仕えていた伯爵家とは似ても似つかないほど質素なものだ。
 高級娼婦館とはいえ、本来なら貴族が働くような場所では全くないため、それも当然のことではあった。しかしミッタマイヤーは、あの気高く優雅なミルフィーユ嬢が本当にこんなところにいるのかと疑いたくなる気持ちになった。
 娼婦といえば、平民の中でも比較的身分の低い者が、金銭的な事情で仕方なく身を落とすか、奴隷階級にある者が主人に無理やり働かされるかしてなるのがほとんどだ。
 それなのに、平民とは比べ物にならないほどの富と権力を持っている伯爵家の令嬢が、娼婦として身体を売っているというのだから、その目で確かめるまでは半信半疑になるのも無理はない。
 支配人が下がると、ミッターマイヤーは緊張した面持ちで部屋の中へ入った。

 締め切った部屋の中に、粗末なロウソクだけが明かりとして用意されていた。夜の暗闇を照らすには不十分だったが、それが逆に淫猥な雰囲気を感じさせなくはない。
 それが狙いでワザとロウソクしか明かりを置いていないのだろう。ミッターマイヤーはベッドに視線を移すとその推論が正しいことを確信した。
 ベッドの上に、仰向けになっている下着姿の少女がいた。薄暗い部屋の中で、彼女の白い肌が高貴な光を帯びているかのようにほんのりと浮かび上がっている。
「ミルフィーユお嬢様……」
 ミッターマイヤーは思わず伯爵家に従事していた頃の呼び方でミルフィーユの名を呟いた。本人に直接呼び掛けたことなどもちろんないが、同じ職人仲間との話で主人達の名前が出る時の呼称がそれだった。
 ベッドで仰向けになっているミルフィーユは、ミッターマイヤーの声にピクリと反応した。話したことがないので、当然ミッターマイヤーの声を覚えているはずはない。ミルフィーユお嬢様という呼び方に反応しただけのことだろう。
 それでもミッターマイヤーは、ミルフィーユが自分の言葉に反応を示すことが嬉しくてならなかった。話し掛けることすら許されなかった三年前と比べれば、これだけでも幸福なことに思えるが、今は肌を重ね合わせることすら可能なのだ。震えがくるほど心が躍った。
「ミルフィーユお嬢様」
 もう一度呼び掛けても、ミルフィーユは今度は反応しなかった。が、それは表面的なことだけで、よく見ると唇をキュッと結んでおり、ミッターマイヤーのことを意識しているのは明らかだった。
 彼女が後ろ手で縛られているのを見て、ミッターマイヤーはこの部屋に案内してくれた支配人の言葉を思い出した。どんな客相手にもすぐに暴れ出し、隙を見ては娼婦館から逃走しようとするので、普段からミルフィーユの手を縛り付けているということだった。
 まったく気の強いミルフィーユお嬢様らしい、とミッターマイヤーは内心で苦笑した。
 彼女はピンクの下着しか身に着けておらず、しかもその下着は男の情欲を誘うためだけに作られたような卑猥な形状をしていた。
 ブラジャーは肌が透けて見えるほど薄く、カップの中央部が裂けていて乳首が完全に露出していた。食い込みの激しいショーツも同じくスケスケで、履いたまま事に及ぶことが出来るよう、股間部分に裂け目が入っている。娼婦の決まりなのか、下の毛はツルツルに剃り上げられており、ショーツの裂け目からクッキリとしたワレメが見えている。
 貴族令嬢の低俗極まりない格好に、ミッターマイヤーは思わず息を呑んだ。
 これからミルフィーユの身体と尊厳を自分の自由に出来るのだと思うと、興奮と緊張で全身に震えが走るのを感じた。
空想地帯 SM官能小説 inserted by FC2 system