第二十六話・千本ノックその2

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 翌日。
 全裸で床を這い進んでいる千鶴の尻たぶに、準子は後ろからバットを振り下ろした。
「くうううぅっ、四十一!」
 犬のような格好で走り回りながら、千鶴は激痛を堪えて声を上げた。足の動きを緩めたら即座にバットが尻に飛んでくるので、四つん這いという情けない姿勢のまま必死に手足を動かすしかない。
 膝を着くことは許されない。床に接触させて良いのは掌と足の裏のみである。後ろから追走してくる準子に向けて高々と尻を掲げているような格好で、千鶴は汗に噴き出しながら這い進んでいた。
 この体勢で走り回るのは体力的にかなり辛い。準子に追い回され始めてからまだ一分と経っていないのに、千鶴はすでに息を切らしていた。手も足も不安定にガクガクと震えている。
 きのう三十発ほど叩かれて、千鶴の尻は赤黒く変色していた。綺麗な赤色に染まっていたはずの尻が、朝起きたら黒ずんでいたので、それを準子に指摘され鏡で見せ付けられた時、千鶴は目を疑ったものだ。尻にはいくつか青痣まで出来ていた。あきらかに限界を超えた仕打ちに、尻肌が悲鳴を上げているのだ。前日よりも一打一打が重く感じた。
 支配者として振る舞っていた女王様時代、打撃系のいたぶりにさほど興味がなかった千鶴は、ケツバットがこれほど恐ろしいものだとは知らなかった。もっとも、鞭を使った責めでは、同等以上に強烈なことをいくらでもしてきたのだが……。
「ほら、またスピードが落ちてきた!」
 準子の叱責と同時に臀部で激痛が炸裂する。
「ふぐうっ、四十二!」
「今のは遅くなってきたあなたの動きを戒めるためのお仕置きよ。千本ノックの数には入らないわ」
「は、はいっ!」
 素直に返事をする千鶴。口答えをしても無駄なのは考えるまでもないことだった。無駄どころか余計に尻を叩かれることも有り得る。
「はあっ、はあぁっ……はあっ!」
 千鶴は荒々しい息を吐きながら懸命に床を這い続けた。最上階のフロアは広々としているが、走り回るにはさすがに手狭だと言わざるを得ない。準子に後ろから追い立てられながら、千鶴は何度も室内を行ったり来たりしなくてはならなかった。
 少しでも手を抜こうものならすぐに臀部をぶたれてしまう。なので常に力を振り絞り全速力で駆け続けるしかない。家畜のように追い立てられ、全身を汗まみれにしながら……。
 しかし従順に這い回っていてもそれで準子が責めの手を緩めることはない。千鶴の尻に前触れもなく衝撃が走る。
「よ、四十二!」
 千鶴は慌てて数を叫んだ。もし声が小さくなってしまったら、それもまた尻打ちの数が増える要因となる。準子に難癖を付けられぬよう、しっかりと声を出さないといけない。
 素直に従っていても尻を叩かれてしまうが、だからといって反抗などしようものなら、さらに倍以上の殴打を受けることになる。尻叩きを最小限に抑えるためだけに自尊心をかなぐり捨てなければならなかった。
「う、くっ」
 ……準子の機嫌を損ねないようにしている自分がひどくみっともなく思えて、千鶴はきつく唇を噛んだ。噛み切ってしまいそうなほど強く。そうしないと哀れな自分の姿に耐えられそうになかった。
 心の片隅に残っている矜持がチクチクと精神を苛むが、ストライキを決め込むような覚悟なんてあるはずもない。そんなことをすれば、準子は嬉々として凄惨な責めを実行するだろう。その結果ほんとうに命を落としてしまうかも知れない。自分からそのような愚行を犯すことは出来ない。そもそも生死以前の問題として、これ以上の苦痛には耐えられなかった。
 今でさえ、腫れ上がった尻が燃えるような痛みを訴えているのだ。朝に軽く指先で触れただけでも激痛が走った。そんな状態の尻を何度も叩かれているのだから堪らない。サボタージュどころか、必死になって準子の命令に従う他はないのだった。
 けれどもだんだんと体力の限界が近付いている。バケツの水を被ったかのように千鶴の全身は脂汗で濡れていた。手足が思うように動かない。尻を高々と突き出し続けているため、両足に掛かる負担は特に大きかった。
「っ……!」
 出し抜けに準子のバットが尻を直撃し、千鶴に激烈な痛みをもたらした。崩れそうになるバランスをどうにか保ち、数を叫ぶ。
「四十三っ!」
 赤黒く膨れ上がっている尻は、叩かれれば叩かれるほど激痛を上積みさせていく。下半身から尻の痛み以外の感覚が薄れ、足を動かしている実感がなくなる。強すぎる苦痛は千鶴の動きを急速に鈍らせていった。
「ほらぁ、また速度が落ちてきた!」
「ああぁっ!」
 足腰が弱っているところを強かに尻打ちされ、千鶴はその勢いに負けて転倒した。
「あ、あ……」
「何をしてるの! 早く走りなさい!」
「わ、分かりました……」
 震える手足でなんとか四つん這いの姿勢に戻り、再び這い出す。しかしとてもではないがこれまでと同様の速さじゃ動けない。
「遅い!」
 準子は大きくバットを振り千鶴の尻を打った。
「ああうっ」
 またしても転んでしまう千鶴。もはや手足にまともな力が入る状態ではなかった。それでもなんとか体勢を立て直し、一歩だけ前に進むが、掌が滑りその場にベチャリと崩れ落ちてしまった。何度も四つん這いで走り抜けた床には、千鶴自身の汗がところどころに垂れ落ちており、そのせいで滑ってしまったのだ。
 あまりの情けなさに千鶴は泣き出したくなった。それだけは駄目だと自分に言い聞かせてギリギリのところで堪える。しかし集中力は完全に途切れてしまった。疲労の極致にありながら今まで動き続けることが出来た精神の支柱を失っては、これ以上四つん這いで走るのは不可能だった。
「何をやってるの!?」
 うつ伏せになっている千鶴の尻にバットが叩き下ろされる。
「うぐううぅっ!」
「四つん這いになりなさい!」
 猛打が尻肉を襲うが、どれだけ痛覚を刺激されようとも、限界を迎えている千鶴は這うことが出来ない。
「あ、ぐ……はあぁ、ああ……」
「もう限界なの? まだ大丈夫よね? 寝てないで早く四つん這いになりなさい」
「む、無理……許してください……」
 準子は千鶴を見下ろしながら溜息をついた。
「しょうがないわね。じゃあ、今日はあと一発だけにしてあげる。それだけで今日のところは許してもらえるのだと思えば、身体を起こすくらいの元気は出てくるでしょう。さっさと這い蹲ってお尻を出しなさい」
「…………」
「なに? 不満なの? 嫌なら十発でも二十発でも付き合ってあげてもいいのよ?」
「ふ、不満なんか、ない、です」
 途切れ途切れに言葉を吐き出す千鶴。
「だったら早くしなさい!」
「う、うあぁ……ぅ……」
 準子に髪を掴まれ上体を引っ張り上げられ、千鶴は堪らず膝を立てて四つん這いになった。姿勢を保っているだけでも辛かったので、一瞬ではあるが早く尻を打ってくれと思った。しかし、今日最後のケツバットは、おそらく強烈なものとなるだろう。いくらこれで休ませてもらえるといっても、歓迎できるものではない。尻を下げないよう留意していなければすぐにでも身体が逃げようとするに違いなかった。
「さあ、いくわよ」
「は、はい」
 千鶴はふらつきながらも出来る限り踏ん張って衝撃に備えた。
「ラスト!」
 空気を分断する重厚な音が千鶴の耳に届いた。一瞬の間を置いて、凄まじい打撃が臀部に炸裂した。今までにない威力。身体が前面に吹き飛び、方向感覚が瞬間的に麻痺した。痛みを感じることはない。千鶴を襲ったのは、ただただ重たい衝撃だった。骨にまで響く痺れるような感覚が全身を支配する。
「ぐぶっ!」
 訳も分からぬまま千鶴は顔面から床に激突した。強く打ち付けた鼻にツーンとした不快な感触が広がる。鼻の奥から鼻血が下りてくるのが分かった。
 反射的に鼻を押さえようとしたが、その手は途中で止まった。ぶたれた瞬間には働いていなかった痛覚神経が、遅れを取り戻すかのように一瞬で活発化したのだ。それを認識した途端、尻の痛みはさらなる爆発的な増大を果たし、火に炙られているのかと本気で思ってしまいそうな激痛となった。恐ろしいことに苦痛は時間が経つごとに増していった。
「あ、ああ、うあぁっ!」
 際限なく高まる痛苦におののき、右頬と両膝の三点で身体を支える格好のまま千鶴はガタガタと震えた。
 耐え難い苦痛はジワジワと千鶴の意識を薄れさせていった。最後の尻打ちから気を失うまでの数分間、苦しみに溢れた呻き声が口から漏れ続けた。
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