第十三話・SMショー共演

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 SMショーが行われる場所は、さながら小劇場のような趣のある舞台だった。
 五十人を収容できる観客席の前にあるショーステージには、スポットライトが幾重にも浴びせられている。
 既に半分近くの観客席が埋まり、さらに続々と観客が集まっていた。広々とした座席の間隔や革張りの椅子、堅めの肘掛けなどが高級感を演出している。
 全ての客は中年以上の年齢に達しており、鋭い眼光や強烈な威圧感を放っている者も少なくなかった。皆が政財界で際立った功績を上げている者であることは、ここにこうして呼ばれている以上、疑いようのないことである。中には親の跡を継いだだけで大した能のない者も混じってはいるが、彼らにしたところで、その社会的権力を行使した上ではあるが、例外なく少なからぬ実績を立てている。そういった者達は、往々にして実力だけで伸し上がってきた者達よりも、遥かに大きな権力と財力を備えている。
 ほとんどの客達は、連れの女か吉少寺の用意したM嬢を侍らせていた。足元に跪かせてフェラチオ奉仕をさせているか、横に座らせて甘い愛撫を楽しんでいるかのどちらかである。
 フェラチオさせているとはいっても、ペニスを咥えさせている者はほとんどいない。これから始まるSMショーを前にして射精をしては勿体無いと、舌で舐めさせている者ばかりだ。とはいえ、見栄を張って咥えさせている男の姿もチラホラと散見される。観客席のあちらこちらから、ピチャピチャと唾液の掻き混ぜられる音が鳴っていた。
 特等席ともいえる最前列の真ん中に座っている老人などは、現役の人気アイドル二人を目の前で四つん這いにさせ、彼女達自身の手でアヌスを広げさせていた。老人は形の歪んだ二つの肛門を眺めながら、満足げに日本酒を呷っている。
 異様な光景ではあったが、他の客達に気にした様子は見られなかった。この程度の異常性欲などここでは珍しくもなく、また、人気アイドル程度ならば、その気になればどうにでもなるような者しか呼ばれていないのである。
 しかし、彼らのような支配層でも手の出せない女というのは確実に存在する。彼らと同じ、支配層に位置している女達である。
 横の繋がりが強い日本社会では、無茶なことをすると容赦のない袋叩きに合うのが常だった。これは彼らが長年に渡り支配者層に居座っていられる理由にも通じている。
 新しくのし上がってきた新興勢力を、横で繋がっている支配者層が手を組んで潰した例など、あまりにも溢れ過ぎていてもはや日常事と化している。
 経済、司法、権力。彼らはあらゆる手を使って彼らの地位を脅かす共通の敵を葬ってきたのである。そうやって彼らはこの国を支配し続け、結束を固めてきた。
 それにより、ますます彼らは自分達のテリトリーに手を出せなくなっていった。
 金と権力に飽かせて好きな女を好きな時に犯してきた彼らだが、財閥令嬢や政財界の娘だけでなく、若手の女官僚にまで及び腰になっていたのである。
 そんな中で注目されたのがここ吉少寺だった。このSMクラブに捕らわれているM嬢達は、急伸中の会社の経営者であったり、無駄に正義感の熱い刑事であったり、相手の秘密を暴露しようとした要人の愛人であったりと、様々な境遇の女達だ。彼女達に共通しているのは、少なからず権力者を脅かしかねない邪魔な存在であったことである。
 支配者層の脅威と成り得た女を拉致監禁して調教するSMクラブ、吉少寺。ここは時に支配者層の横の連帯すらも無視することがあるが、あくまでも繋がりの和を乱す可能性のある者を標的にしてきた。
 吉少寺に連行されたのならば、それがたとえ支配者層の娘だったとしても黙認する。そんな暗に決められた取り決めが、いつの間にか権力者の間に広がっていた。
 横のつながりを切ろうとさえしなければ、自分の身に問題は起こらない。そう思い込んでいる彼らは、自分達の娘がM嬢にされるその日まで、まさか自身が標的になるとは夢にも思わないことだろう。彼らは吉少寺の運営をしているのが、暴力団の中でも生粋の武闘派として知られる香沙会であることを、あまりにも軽く見ていた。結果的には、吉少寺の責任者が女子校生であることが彼らの目を曇らせていたのだった。

「ほら、いくわよ」
 ショーステージの袖に控えていた坂崎遥が、準子の首輪から伸びている鎖を引っ張った。
 薬液を大量に浣腸されて下腹部をパンパンに膨らませている準子は、全身に脂汗を噴き出しながら必死に四つん這いの格好で突き進んだ。
 醜く膨張した腹はマタニティーウェアで覆われているが、妊婦のような格好はより準子に恥辱感を与えた。
 前を歩く遥はボンテージに身を包んでいる。鎖を引いている手のもう一方には、短いがピンと張った乗馬鞭が握られていた。
 準子はあの黒光りしている鞭でこれから散々に打ち据えられるのかと思うと暗澹たる気持ちになったが、とにかくも苦痛に震える手を叱咤して遥の後を追って這い進んでいった。
 舞台の袖からスポットライトの照らすショーステージに出ると、準子は無数の視線に晒されたのを感じた。観客席に目を向けずとも、ネットリと絡み付くような視線が嫌でもそれが分かってしまう。
 ステージの中央まで引っ張られていくと、準子は遥に顎を掴まれ、クイッと無理やりに顔を上向きにさせられた。
「まったくお前は……妊娠しているくせに未だにSMクラブに通い続けるなんて、旦那に申し訳ないと思わないの!?」
「あ、う……」
 元エリート警視の凛とした声に、四つん這いで生汗を流していた準子はハッとした。
 この舞台は、結婚して妊娠までした準子がSM調教の快楽を忘れられず、旦那に内緒で足繁くSMクラブに通っている、という設定になっているのだ。坂崎遥はそのSMクラブの女王様というわけである。
「も、申し訳ありません、遥様……」
 準子は震えながら怯えた声を上げた。半分は演技だが、残り半分は本気で恐ろしさに染まっていた。
 手段を選ばない強引な捜査手法や、苛烈で非人道的な取り調べで名を馳せていた坂崎遥。彼女の手によるSM責めともなると、どれほどの過酷さが待っているのか、準子ですら想像も出来なかった。
 準子は恐る恐る遥の顔を覗き込んだ。彼女がまだ精神的に堕ちきってはいないのではないかという淡い期待を込めて。
 だが目が合った瞬間、準子は慌てて視線を下げた。
 同じだ、と思った。千鶴と同じ目だ、と。
 もしも演技だとしたら恐れ入るが、まずそんなことはありえないだろう。人を人とも思わぬ冷酷な目。心臓を鷲掴みされたかのような衝撃を与えるその目を、演技などで再現できる者などこの世にいるはずはない。
 準子は心が冷え込むような恐怖に襲われた。今から始まるSMショーが心の底から恐ろしくてならなかった。脱出に際して遥の協力を得られなくなった失望感すら、この恐怖の前では取るに足らないことのように思えてくる。
「何を怯えた顔をしているの、準子。まるで調教に慣れていない真っ当な女の顔のようね。ボテ腹晒して鞭を打たれにワザワザ足を運んできたアンタみたいな、どうしようもないブタ女のするような顔じゃあないわ」
「あ、も、申し訳ありません……は、遥様」
 小さく震える声を絞り出す準子の頬に、遥がゆっくりと指先を滑らせていった。そういった役回りではあるのだろうが、恐怖に歪む準子の顔を本気で楽しんでいるかのようだ。
 恐ろしさに押し潰されそうになっている準子は、怯えを表面に出しているのがどこまで演技なのか、自分でも分からなくなってきた。まだまだ演技の側面が大半を占めているような気もするし、もうすっかり心が折れているような気もする。
 そうやって自分の心情すらも判断出来なくなっている時点で、まともな演技など出来るはずもないということすら分からなくなっていた。
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