第十二話・エリート警視

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学校であったエッチな羞恥体験談
 準子は犬のように這い蹲って廊下を突き進んでいった。首には赤い皮製の首輪を取り付けられており、そこから伸びている鎖が、前を歩く千鶴の手に握られている。首輪以外に身に付けている物は一切なく、準子は恥辱にまみれながら四つん這いの格好で無様に歩き続けていた。前方の千鶴はごく普通にセーラー服を着ているせいで、より一層みじめさが募ってくる。
 全裸で這っている準子の身体は、普段とは全く異質な物へと変化させられていた。鍛え抜かれて引き締まった腹部が、まるで臨月を迎えた妊婦のように膨れ上がっているのである。まだ吉少寺に来てから一週間しか経っていない上に、まともなセックスを強制させられてもいないので、妊娠していることなど有り得ない。今、準子の腹の中には、大量の浣腸液が詰め込まれているのだ。
 千鶴の話では、便意も腹痛もあまり刺激しない特殊なタイプの浣腸液らしいが、しかし量が量だけに尋常な圧迫感ではない。人間の腹がここまで膨らむものなのかと、自分でも感心するほどパンパンにお腹が張っている。今にも破裂するのではないかと真面目に心配したくなるくらいだ。
 早足で歩く千鶴に遅れないように付いていかなければならないため、準子は全身に脂汗を浮かべて必死に這っていた。普段ならば、引っ張りまわされるくらいで参るような準子ではないが、この時ばかりはあまりの苦しさにその場で崩れ落ちてしまいそうだった。
 手足を動かして前たびに、腸内の浣腸液がタプンタプンと揺れているような錯覚がする。腸管が内側から圧迫されているような苦痛に襲われ、体中に脂汗が一段と浮かび上がってくる。
 浣腸液の強大な圧力が肛門に加わるが、アナルプラグでがっちりと栓をされているため、直腸壁は嫌でもその水圧に耐えねばならなかった。排泄物が肛門から噴き出す寸前の感覚を、準子は延々と味合わされるハメに陥った。
「う、うぐぅ……」
 ようやく千鶴が足を止めると、準子は息も絶え絶えになりながら呻き声を上げた。
「苦しいの? でも我慢しないと駄目よ、準子。お前はこれから観客の前でSMショーを演じるんだからね。お前の役は、SM遊びが止められない妊娠中の人妻なんだから、今日は一日中、その醜いお腹を晒してなさい」
「そ、そんな……」
 無茶なことを平然と言い放つ千鶴に、準子は頭にカッと血が上りそうになった。だが、ここは我慢だ。今ここで反抗しても、何の得にもならない。あくまでも従順な態度を貫き続けなければ、永遠に脱出など叶わないのだから。
 どうやら千鶴もその意図に気付いているようだが、それは承知の上だ。元々計算に入れている。これは気力の戦いなのだ。
 どれだけ千鶴に疑いの目を向けられても、ずっと素直に従っていれば、警戒の緩む時が必ず来る。千鶴がどんなに気を張っているつもりでも、永久に油断なく観察することなんて不可能だ。その時に自分が正気を保って居られれば、チャンスはある……。
 もっとも、それまでに準子の気が狂わない保障はどこにもない。こうして厳しい調教を受けながら、いつ訪れるかも分からない機会を待つしかない状況のせいで、日毎にドス黒い絶望感がじわじわと足元に忍び寄ってくる。
 今までの経験からして、肉体的に消耗している時が一番気をつけねばならない。体力が低下すると精神的にも弱気になるのは、人間である限りどうにも避けようのないことだった。
 とはいえ、あくまでも耐え抜くという前提付きではあるが、ギリギリまで絶望に犯されかけるのは悪いことだけじゃない。
 演技ではない本心からの絶望を垣間見れば、千鶴も判断を誤る可能性が高くなるはずなのだ。それどころか、数え切れないほどの奴隷を調教してきた千鶴を騙し抜くためには、危ういところまで精神的に堕ちるのを避けて通れないかも知れない。
 何にしろ、今の準子に出来ることは、ただひたすらに過酷な奴隷生活を耐えることだけであった。
「なあに? 不満なのかしら? 文句があるのなら言ってみなさい、準子」
「いえ、不満なんて……滅相もありません。千鶴様のおっしゃる通りに致します」
 準子はその場で千鶴に向かって土下座した。膨れ上がった腹が邪魔なため、頭はごく浅く下げるだけで、背中もそれほど曲げることが出来なかった。
 正座をしたまま軽く頭を下げているだけのような格好に、千鶴の眉が不機嫌そうにピクリと動く。
「なにそれ? 土下座のつもり? お前、私を馬鹿にしているの?」
「う、ううう……」
 準子は腰を上げ、上半身を無理やり前へと倒した。膨張した腸管が胃を押し上げ、キツイ圧迫感が込み上げてくる。
 土下座というよりは、後ろに尻を突き出すような格好だったが、千鶴は満足気に頷いた。
「ちゃんと出来るのだから、最初からやりなさい。少しくらいお腹が張っているからって、甘えないでよね」
 ……少しくらい? 異様なほど腹が膨らんでいるというのに、どれだけ苦しいのか想像できないのだろうか?
 準子は無意識のうちに千鶴の顔を見上げた。
 苦しむ準子を見下ろしてニヤ付いている千鶴の顔は、彼女が準子の苦しみを全て承知していることを物語っていた。
 恥辱感はもちろん湧き上がってくるが、それよりも悔しさの方がはるかに準子の心を燃え上がらせていた。いつか、この状況を脱することが出来た時、必ず千鶴にも相応の苦痛を与えてやろう。準子はそう心に誓いながら屈辱の言葉を搾り出した。
「申し訳ありません」
 無様に膨らんだ腹を揺すりながら、尻を上げて額を床に擦り付ける。
「これからは気を付けてよね」
 千鶴の足が、準子の横腹を軽く突いた。
「う、うぐっ!」
 それだけで準子はバランスを失って崩れ落ちた。慌てて起き上がろうとしたところへ、再び膨張した腹部をつま先で小突かれる。
 腸内からグギュウゥゥゥと、悲鳴にも似た音が鳴った。
「あうぅ……お、お許し下さい、千鶴様……」
「これくらいで弱音を吐いてどうするの? これから客の前で、この腹を鞭で叩かれたりもするのよ?」
「う……」
「遥は容赦がないからね。今日は大変だと思うけど、しっかりやりなさいよ」
「……遥?」
「SMショーでお前を責める先輩M嬢よ。崎山遥。名前くらいは聞いたことがあるんじゃない?」
「…………」
 確かに準子はその名を知っていた。
 会ったことはないが、半年近く前に突然行方不明になったエリート警視のことは、当時ちょっとした話題になっていたのでよく覚えている。
 上層部を無視した独断専行と、法律を蔑ろにした強引な捜査手法。そうした問題を度々起こしながらも、崎山遥の指揮してきた捜査本部は、そのことごとくが著しい戦果を上げていた。彼女の犯罪者への対処法は強硬の一言に尽きる。特に、暴力団に対する苛烈を極める攻勢は、警視庁内でもかなり有名な話だった。崎山遥が潰してきた暴力組織の数は、直接的間接的を問わなければ、軽く二桁に達するだろうと言われている。
 上司に嫌われているという一点では準子と同じだが、周囲からの注目度には大きな差があった。潜入捜査官として活躍しながらも、任務の性質上、その存在を内外にほとんど知られることのなかった準子とは、歩んできた道が根本からして違うのだ。
 遥は、上層部に忌避されながらも、手柄を立て続けて階級を駆け上がり、若くして警視にまで成り上がった。キャリア組みだということを考慮しても異例の出世だと言える。とはいえ、彼女のスピード出世もそろそろ足踏みすることになるだろうというのが大方の見解だった。
 問題行動の目立つ遥を嫌っている上層部は、彼女の能力を認めているがために実績に応じた立場を用意してきたが、現場指揮官クラスを超える地位と裁量を与える気は全くないのだ。それは考えるまでもなく確かなことだった。
 だが、野心家の遥は、捜査本部を指揮する一方で、自らの立場を強化することにも腐心していた。手塩に掛けて育てた部下を側に置き、思想の近い同僚とは距離を縮め、上層部の一部に人脈を作り、着々と自分の足場を整えていたのだ。さらには、持ち前の捜査能力を駆使して、将来的に障害になるであろう上司の身辺調査に手を付けていた。
 そこまで至ったのが約半年前。遥が行方不明になる直前のことである。
「うちの組織にも、けっこう崎山遥の名前は鳴り響いていたけれどね。今じゃあただのM奴隷よ。どれくらい強靭な精神力をしているのかと思ったら、ほんの数日で屈服しちゃってね。期待外れもいいところだったわ」
 勝ち誇る千鶴に、準子は複雑な思いを抱いた。遥が簡単に屈服したのには、驚きと落胆を感じざるを得なかった。それでも、偉大な先輩が高校生の子供に馬鹿にされているのは、決して愉快なことではない。
 しかし、それにしても……。
 準子は疑念を抱かずにはいられなかった。崎山遥は本当に屈してしまったのだろうか、と。ひょっとしたら、自分と同じ様に、表面上でだけ従っているフリをして、反撃の機会を窺っているのではないか。
 もしそうならば、心強い味方が身近にいることになるが、同時に脱出の困難さも証明することにもなる。卓越した能力と識見を持っている遥が、心を折られずに反撃のチャンスを窺い続けていても、半年近くは奴隷として調教を受けるしかなかった、と、そういうことになってしまう。
 半年……。この地獄のような日々が、半年も。想像するだけで胃がズッシリと重くなったような気がした。
 準子は必死に頭を振って悲観を追い払った。
 崎山遥と接触できる機会はあまりに貴重すぎる。気をしっかり持って、遥の現状を見極めねばならない。彼女がまだ希望を捨てていないのなら、向こうもこちらのことをつぶさに観察してくるはずだ。いま目の光を失うわけにはいかない。
「SMショーの準備をしましょうか、準子。お前は妊婦役なのだから、マタニティードレスを着なきゃね。下着も私が選んでおいてあげたから。淫乱でMな妊婦に相応しいのをね。そうそう、お前に似合うだろうと思って、鼻フックも用意しておいてあげたわ」
「あ、ありがとうございます、千鶴様……」
 今後の展望はともかく、とりあえずのところ、これから大勢の変態客の前で、浅ましく痴態を演じなければならなかった。
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