第三十二話・<姉妹編>後悔

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学校であったエッチな羞恥体験談
「はあっ、はあぁっ……はあっ……」
 香織は今にも崩れそうな身体をなんとか支え続け、襲い来る強烈な便意と必死に戦っていた。汚らしい畳の上で犬のように這い蹲っている今の格好は、本来ならかなりの屈辱を感じていただろうが、見た目を気にしている余裕など、浣腸されてから数分で消え失せている。
 腹痛。たったそれだけの感覚が、香織を地獄の底に叩き落していた。
 腸を引き絞られるような激しい痛みが絶え間なく続き、下腹部からギュルギュルと唸るような音が引っ切り無しに鳴り響く。
 血の気が引いた顔面からは脂汗がびっしりと浮き出ていた。大粒の汗がタラタラと鼻の頭に流れては、そこから真下に垂れ落ちて、畳に点々と小さな染みを作っていく。  身体も顔面ほどではないにしろ、汗まみれになっている。上半身に唯一身に着けているブラと、浣腸の後に男の手によって再び履かされたショーツは、香織の全身から噴き出る生汗によって、グッショリと濡れている。
 彼女をジッと見下ろしていた男が、呆れ返りながら口を開いた。
「そろそろ三時間だぞ……一体いつまで強情を張るつもりだ? いい加減、俺に土下座して、『全裸スクワットをするから許してください』って言いたくなってきただろう? 今ならまだ許してやらんでもないぞ?」
「これ、くらい……ぜ、全然、なんともないわ……」
 香織は何とかそれだけ言い、肩で大きく息をした。
 男はそれを見て不機嫌そうに眉を顰める。
「ちっ……可愛くねえ女だな。泣きながら許しを乞えば、少しは優しくしてやらんでもねえっつうのによ」
「く、うぐぐ……や、やっぱり、小さい男ね、貴方は」
「なんだと?」
「はあ、はぁ……どうせ、私を屈服させて、優しい主人を気取りたいのでしょう?」
「…………」
「うぅ、く、はあっ……でも、残念ね。貴方みたいな矮小な男になんて、ただの一人だって付いてくることはないわ。はあぁ、ふう、くうぅ……だってそうでしょう? こんなボロアパートにひとり寂しく住んでいるのがその証拠よ……はあっ、はぁっ……」
「……言いたいことはそれだけか?」
 黙って話を聞いていた男は、無感情の声を香織に返した。
「…………っ!」
 香織は内心で震え上がった。屈辱に耐え切れずまた無駄に挑発してしまったことを、この時ばかりはさすがに後悔した。
 すでに腸内は一リットルもの牛乳が暴れ回っている。もしもさらに追加で浣腸されたりしたら、苦痛が限界を超えて気が狂ってしまうかも知れない。
 香織はゆっくりと男を見上げた。男の表情に怒りが満ちているのに気付くと、思わず下を向いて顔を伏せる。
(こ、この私がこんな男に恐れを抱いているなんて……っ!)
 体力的にも精神的にも限界が近いとはいえ、香織にとって、自分から弱みを見せてしまうことほど耐え難いことはない。
 男に恐れをなして目を逸らすなんて、普段の香織には考えられないことだ。
 伸二に散々犯された時以来の屈辱だった。
「おいおい、なにビビッてんだよ?」
「そっ、そんな、こと、あるわけないじゃない。か、勘違いしないで……」 
「ああ、そうかよ。んじゃあ、これならどうだ?」
 男が右足を突き出した。
 つま先が容赦なく香織の横腹にめり込む。
「ぐあぁっ!」
 香織は息を詰まらせながら、女の子らしくない呻き声を上げてその場に倒れこんだ。  一瞬の出来事ではあったが、肉体的なショックで腹痛の激しさが跳ね上がった。男の蹴りは、純粋な暴力による衝撃をもたらしただけでなく、腸内の活動をも大いに促進したようだった。
 横向きに臥したまま、香織は堪らず両手で下腹部を押さえた。両足も胸に引き寄せて身体を小さく丸め、全身をビクビクと震えさせる。
「くぅっ、はあっ、はあっ……!」
「これでも動じないって言うのかよ?」
 男が見せ付けるようにして足を振り上げた。
 それを目にした時、香織はヒッと怯えた声を漏らしながら、強く瞳を閉じて身を竦めた。そのまま数秒間、腸内の激痛も忘れて硬直する。また男に腹を足蹴にされるのかと思うと、何も考えることが出来なかった。
 全力を出したわけではなかっただろうが、それでも少なからず力の篭っていた先ほどの蹴りは、香織の腹に確かな鈍痛を与えていた。極限状態にいる香織には、男の力による純粋な暴力が何よりも堪えた。
 人間としての本能が、暴行による痛みから逃れようと、恐怖心を生成して香織の脳内に侵食する。
 もう一度蹴られることを許容するなんて、とても出来ることではなかった。
 そのせいか、反射的に取ってしまった今の情けない格好にも、それほどの屈辱を感じなかった。ただひたすら、男の足から自らの腹部を守りたいと、そのことしか考えられなかった。
 両手で庇っているだけでは、とても男の蹴りを凌げそうにはないが、他にどうすることもできず、香織は目蓋に閉じられた暗闇の中で怯えきっていた。
 生きた心地もせず構えたまま、さらに数秒が過ぎる。
 男の足はいつまでも香織に向けて振り下ろされることはなかった。
「…………?」
 恐る恐る目を開けて、ゆっくりと男を見上げる。
 男はすでに足を畳に下ろしていて、勝ち誇った笑みを浮かべていた。
「おいおい、何だあ? その情けねえツラは何なんだぁ? ビビリまくってるじゃねえかよぉ。なあ、おい。本当はこの俺が怖くて怖くて仕方ねえんだろ? 泣いて許しを乞いたいんだろ?」
「うぅ……」
 悔しさのあまり、香織の目に涙が溜まってきた。
 こんな汚い部屋で中年男に浣腸を受けていることも、その男に怯えてしまっていることも、それを男に見透かされていることも、何もかもが屈辱だった。
 しかもそれに加えて、耐え難いほどの腸内の激痛が、香織の精神を消耗させ続けている。涙が溢れてくるのを止められなくても無理はなかった。
「おい、何とか言ってみろよ」
「…………」
 今、何か言葉を口にすれば、泣き出してしまうかも知れない。
 香織はそう思い、沈黙を守って唇を強く噛んだ。
 その反応をどう思ったのか、男は余裕たっぷりだった顔を一変させ、怒りを露わにし香織に罵声を浴びせ掛けた。
「てめえっ! 調子に乗ってんじゃねえぞ! 女のくせに、高校生のくせに、子供のくせにっ! この俺をナメるのも大概にしろっ!」
 唾を飛ばしながら大声を張り上げて、男が畳に膝を着き香織の髪を無造作に掴む。
「あぐっ……!」
 髪を引っ張り上げられ、男と至近距離で顔を付き合わせることになった香織の目から、一滴の涙が流れ落ちた。
 荒々しく顔を引き寄せられたために、瞳に溜まっていた涙が勝手に零れてしまったのだ。もっとも、それがなかったとしても、涙が頬を伝うのはそう遠いことでもなかっただろう。
 香織の精神はいつ折れてもおかしくないところまできていた。
 つい数時間前まで、強い決意の下、男との根比べを胸に秘めていたというのに、今はもう、どうやって謝罪の言葉を述べればいいのかを考え始めている。 
 様々な能力において類を見ないほどに飛び抜けている香織ではあったが、精神的耐久性においても凡人の想像を絶するとまではいかなかったようだった。もちろん、冷えた牛乳を一リットルも浣腸されていては、普通ならばとうに泣き喚いていることだろう。香織が数時間も耐え続けることが出来たのは、人並み外れた強靭な精神力があったからこそである。とはいえ、こんな拷問まがいの責めを永遠に耐え抜くことなど、到底出来るはずもなかった。人間である以上、限界というものは必ず存在するのだ。
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