第三十話・<姉妹編>復讐

女子高生レイプ小説
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学校であったエッチな羞恥体験談
 九条香織は寂れた木造アパートの一室を訪ねた。
 そこは香織にはおよそ似つかわしくないような薄汚れた部屋だった。
 香織を出迎えた男が、下卑た笑みを浮かべながら彼女を奥へと招き入れる。
「随分と来るのが遅かったじゃねえか。約束の時間を一時間もオーバーしているぞ」
「私は色々と忙しいのよ。無職で暇な貴方とは違ってね」
 香織は気丈にも冷たい声で言い返した。
 これから行われるであろうことを考えると胃が縮むような思いがしたが、震えながら嬲られるのだけは矜持が許さなかった。
「お前はその無職のオッサンと汗にまみれながら体液を交換するんだぞ?」
「…………」
 香織の目の前に立っているのは、数年前に九条病院と取引のあった会社の社長だった男だ。彼の会社は九条病院からの一方的な取引停止を受けてあえなく倒産し、彼は現在、日雇いの仕事で食い繋ぐ生活を送っている。
 香織がピンサロで働いているところへ偶然やってきたのはつい最近のことである。
 このことをバラされたくなければ言う通りにしろ。香織はそう脅迫されて男のアパートに呼び出されたのだった。
 四畳一間の部屋のうち、敷きっ放しの薄っぺらい布団が大半を占領し、畳の上には汁の残っているカップ麺や食い散らかしたコンビニ弁当の容器が散乱していた。
 異臭すら漂う部屋の汚さに、香織の表情があからさまに曇った。
 香織の住んでいる家には使用人が三人おり、彼女達が毎日隅々まで掃除をしているおかげで、完全な清潔さが保たれている。父の仕事に付いて回って様々な場所に出入りしているが、どこも清潔さという点では似たようなものだ。これまでそういった世界しか見てこなかった。だから香織はそれが当たり前のように思っていた。
 掃除をしなければ部屋は汚れる。もちろんそんなことは知っている。しかし香織は、この時初めてそれを肌で感じたのだった。まるで未知の体験をしたかのような感慨すらあった。
 男はそんな彼女の心情には気付かず、布団の上に胡坐を掻いた。好色に歪んだ表情を隠そうともせずに立ち尽くしている香織を見上げる。
「あのピンサロでしゃぶらせて以来だから、会うのは一週間ぶりくらいか?」
「八日ぶりよ。貴方のモノは無駄にひょろ長いから、良く覚えているわ」
「この状況でよくそんな憎まれ口を叩けるな。お前の神経の図太さには感心する。それともあれか? 心理的駆け引きでも仕掛けてんのか? 遅れてきたのも何か意味があるってのか?」
「別に。いま交渉を持ち掛けても意味はないわ」
「そうは言っても、お前は三倍以上も年の離れた男達を手玉に取ってきたんだ。隙を見せたら俺なんか簡単に喰われちまうんだろうな」
 男はそう言っておかしそうに笑った。
 言葉とは裏腹に、警戒している様子は全くない。
「お前がなにを考えていたところで、俺は少しも怖くはない。俺にはもう失うものなんて何もないんだよ、お嬢様」
「…………」
 香織は右手で左手の肘を軽く掴んだ。
 もともとこの男を今ここでどうにかする気などないが、こうやって開き直られると今後もやり辛くなりそうだ。
 この状況を打開できるのはもう少し先の話になりそうだった。
「対してお前はどうだ? 将来は親父の後を継いで、大病院の院長の座に就くつもりなんだろう?」
 それだけではない。
 香織にとっては大病院の院長など単なる通過点でしかなかった。その地位を利用して、さらなる高みに上ることを胸の内に秘めている。
「ピンサロで不特定多数の男のチンポをしゃぶっているなんてことが周囲にバレたら、お前の輝かしい未来はどうなっちまうんだろうなぁ?」
「…………」
 敵の多い香織には、弱味を見つけたらとことんまで利用しようとしてくる者が周りにいくらでもいる。
 最近は伸二に犯されたりピンサロで働かされたりして、ストレスのせいでただでさえ仕事が上手く行かず、父親からの評価を落としている。これ以上の失点は、父の後継者の座を危うくする危険性すらあった。
 辣腕家として名を馳せている香織の父親は、身内に対して情け容赦のない粛清を行うことでも有名だった。実の娘といえども、切り捨てれば利があると思えば簡単に香織を放逐するに違いない。
 仮に院長に無事就任することが出来たとしても、周囲からピンサロ上がりの女だと見下されていては立場がない。仕事にも支障をきたすだろう。
 それになにより、父親や仕事関係の相手に風俗嬢として見られるのは死んでも御免だった。特に、父親にそんな目で見られるのだけは耐えられない。
 香織は父には一目置いていた。平凡な庶民に対しては徹底的なまでに無関心な分、豪腕を揮っている有能極まる父親にはつい関心がいってしまうのだ。お互いに親子の情など無いに等しいが、香織にとって父親は何かと気になる存在だった。
「さぁ、ボーッと突っ立ってないで、服を脱いでこっちへ来い」
「…………」
 男に言われ、香織は黙って衣服を脱ぎ始めた。
 こんなところを父に見られたらどう思われるだろうかと想像すると、込み上げてくる絶望感に眩暈がしそうだった。
「こっちへ来いよ、お嬢様」
 上着とスカートを脱ぎ捨てて下着姿になった香織を、全裸になった男が呼び寄せる。
「…………」
 香織は無言で布団の上に立った。
 中年太りの弛んだ体を恥ずかしげもなく晒している男が、目の前で偉そうに胡坐を掻いて座っていた。すでに彼のペニスは勃起しきってそそり立っている。
 こんな奴に自分の身体を好きにされるのかと思うと悔しくてならなかった。
「お前に見下した目を向けられた時のことを思い出すな。あの時もこうして、俺はお前を低い位置からお前を見上げていたよなぁ」
「未だにそんなことを逆恨みしているというの? くだらないわ」
 なんという小物かと香織は心底から呆れ返っていた。
「逆恨み、だと?」
 男の目が怪しく光った。
 危険な兆候だ。いつ暴発して怒り狂ってもおかしくはないだろう。
 だが香織は止まらなかった。
「貴方の会社との取引打ち切りを決めたのは、院長の判断なのよ。それが覆ることなんて有り得ないわ。あの時に私が門前払いしようがしまいが、結局のところ貴方の会社は潰れていたことに変わりないでしょう」
 男はプルプルと小刻みに震えながら香織の話を聞いていた。
 次の瞬間には殴り倒されるかも知れなかったが、香織は低くない確率でそうはならないだろうと踏んでいた。
 男の震えが止まると、彼は香織を馬鹿にするようにフッと鼻で笑った。
「逆恨みか……確かに逆恨みかも知れんな。けど、どうだ? お前はその逆恨みで俺に犯されるんだ。はっ……ざまあないな、お嬢様」
 男の反応は香織の予想通りだった。
 やはり、彼はそうやって余裕を見せることによってプライドを保つタイプなのだ。
「…………」
 香織は浅はかで愚かな男からスッと視線を外した。
「ふん、まあいいや。とっとと四つん這いになれや」
「…………」
(こんな……この程度の男の言いなりにならないといけないなんて……)
 努めて無表情を作りながら、男の言葉に従って布団の上に手を置く。
 膝を着いて、ショーツに覆われた尻を突き出すと、男の手がバシッと尻たぶを平手打ちした。
「くぅ……な、何をするのよ……?」
「ちゃんと返事くらいせんか、この馬鹿が。俺を無視出来る立場か?」
「…………」
 どうしてこうもいちいち自分の優位性を強調しないと気が済まないのか。
 あまりの小物ぶりに溜息すら出そうだった。
「返事は!?」
 男がまた香織の尻を掌でピシャリと打ち据えた。
 香織は屈辱に耐えて仕方なく口を開く。
「……わかったわよ」
「生意気な口は相変わらずか。もう一度尻を叩かれたいのか?」
「わ、わかり、ました……」
 思わず情けない声を上げてしまう。
 大して痛くはなかったが、幼児のようにお尻叩きをされるのは恥辱の極みだった。
 また叩かれるのは嫌だ。そう思ったら勝手に口から言葉が出ていた。
「分かればいんだよ、分かれば」
 男は勝ち誇った笑みを浮かべながら、香織の両手に手錠を掛けた。両足も手錠で一纏めに固定してしまう。
 香織の両手と両足は、それぞれの手錠を繋げている小さな鎖の分しか広げることが出来なくなった。
「これから何をされるか想像くらいはしているだろうが……まさか、俺に普通に抱かれるだけで済むとは思ってないだろうな?」
「どういう意味よ?」
 香織が問い返すと、また尻たぶをバチンと叩かれた。
 尻肌が少しだけ熱く腫れてくる。
 男は香織の柔尻を撫で回しながらニヤついていた。
「言葉使いがなってねえなぁ」
「ど、どういう意味ですか……」
「浣腸の経験はあるか?」
「…………」
 浣腸という言葉に、香織のこめかみを冷や汗が伝う。
 まさかこの男がそんな趣向を持っていたとは……。
 思い出したくもない忌まわしい記憶が嫌でも蘇ってくる。
 伸二に初めて犯された日に噴き上げた糞便シャワーは、香織が死ぬまで忘れることはないだろう。
「浣腸の経験はあるかって聞いてんだろうが!」
「くぅっ!」
 強烈な尻ビンタを見舞われて、香織は思わず呻き声を上げた。
 何度も同じ箇所を叩かれているせいで、いい加減痛みが強くなってくる。
「あ、ありません……」
「なら、自分が他人に浣腸したことは?」
 先日、妹に何度も浣腸したばかりだったので、香織は思わずギョッとした。
「な、何故そんなことを?」
「いいから、答えろよ」
「……あ、ありません」
 正直に答えることもないだろうと思ってそう言うと、また尻たぶに平手打ちが飛んできた。
「うぅ……い、痛……」
「嘘をつくな、嘘を。この前、妹に散々浣腸したばかりなんだろう?」
「な……」
 男の言葉に香織は全てを悟った。
「貴方、香澄にけしかけられたのね?」
「一瞬で気付くとはさすがに頭の回転が早いな。なに、少し話をしただけだ。まぁ、お前に思い知らせて欲しいとは言っていたがな」
「あ、あの子……」
 こんな小心者の男が、ちょっと弱味を握ったからといって自分を呼びつけるなんて、どこかおかしいとは思っていた。
 香織は簡単に妹を懐柔してしまったつもりでいたため、裏で香澄が糸を引いていたとは全く予想していなかった。
 思いがけない形で復讐され、香織の心に悔しさが滲む。
「血を分けた妹に浣腸するとは、まったく血も涙もない姉ちゃんだな。俺が教育してやるよ。因果応報という言葉を教えてやる」
「……いい趣味してるわね」
 香織の言葉を聞いた男は、手を高く振り上げてから思いっきり香織の尻を叩いた。
 パチンッと乾いた音が狭い部屋の中に響く。
「んくぅ……っ!」
「言葉使いがなってねえと何度も言わせるな」
「いい趣味してますね」
「皮肉を言うな!」
 さらに尻肌が桜色に染められる。
「う、くう……」
「けっ、ざまあみろ」
「うぅ……」
 香織が痛みに呻いている間に、男は浣腸器と洗面器を用意した。
 洗面器いっぱいに入っている冷えた牛乳が、ガラス製の一リットル浣腸器に吸い上げられていく。
 あまりに巨大なその浣腸器を視界に収め、香織の目に困惑の色が浮かぶ。 「ま、まさか、本当に……」
「当然だ。ここまできて、軽いジョークでしたで終わるはずがないだろう」
「あ、貴方はあの子に煽られてるだけよ」
「俺は俺の意思でやっている。あの小娘は関係ない」
 違う、と香織は思った。
 ミルクを吸い上げている彼の手付きを見れば分かる。この男は、今まで浣腸器を使ったことなんてただの一度もないはずだ。
 香澄に利用されている自覚すらないとは、本当に救いようも無いほど馬鹿な男だ。
 とはいえ、この男の間抜けさ加減は、今の香織にとっては脅威そのものだった。
「ぎゅ、牛乳はちゃんと温めてあるんでしょうね?」
「何を言っているんだ? 低温じゃないと腹を壊すだろう。しっかりと冷やしてあるから心配するな。さすがに死なせるつもりはない」
「そ、そんな……冷たい方がマズイに決まっているでしょう」
「ハッ、妹の言っていた通りのことを言うんだな。そんな嘘に引っ掛かるものかよ」
 香織は大声を上げたい心境に駆られた。
 この男は完全に香澄に騙されている。
「くっ……うっ……」
 両手と両足に手錠を掛けられていては、今さら逃げ出すことも叶わない。
「よし、準備出来たぞ。さあ、浣腸だ」
 浣腸器の先端が肛門に添えられると、香織は心の中で妹の名前を叫んだ。
(香澄いいいいいぃぃぃっっ!)
 怒りに燃え上がる香織に、男が得意そうに声を掛ける。
「冷蔵庫は牛乳パックで満杯になっているからな。全部使い切るまで、一晩中だって付き合ってやる」
「ぜ、全部……?」
「三十パックぐらいか? まあ、一晩も掛ければ終わるだろう」
「そんな……」
 自分を待ち受けるあまりにも過酷な運命に、香織は胸の内に沸き立っていた怒りが急速に萎んでいくのを感じていた。
 入れ替わるようにして恐怖感が駆け上がってくる。
 地獄が始まろうとしていた。
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