第二十二話・<姉妹編>売春その3

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学校であったエッチな羞恥体験談
「失礼します」
 香澄はきょう六本目のペニスにしゃぶり付いた。
 もう顎が疲れ切っていて、普段の半分も力が入らなかったが、それでも必死になって唇を締め付ける。女の顔を本気でぶん殴るボーイが恐ろしい一心だった。
 咥えてきた六本の肉棒は、いずれも長さや太さが様々で、個人差が大きいのだと香澄は初めて知った。今日の経験から考えると、伸二のそれはかなり大きい部類に入るのだろう。ひょっとしたら、それを誇示するためというのも、自分達をこんな店で働かせた理由のひとつになっているのかも知れない。
 形も微妙に異なっているのだが、より違いが顕著なのは臭いだった。無臭なペニスもあれば、悪臭のするペニスもある。さすがに良い匂いには出会わなかったが、同じ悪臭でも不思議と違いが出る。
 体臭に近く、ムワッと湧き上がってくる臭いや、小便や汗の混じったような、ツーンとする臭い。それに、独特のすっぱい臭いなど。
 香澄がいま咥えているペニスは、それらの入り混じったキツイ臭いを放っていた。
 大体どれも味はそんなにしない。口の中の肉棒も例外ではないので、あらかた亀頭周りを唾液でベトベトになるくらいまで舐めしゃぶると、味も臭いもあまり気にならなくなる。ただ、元は悪臭のするペニスなんだと思うと、喉のあたりがムズムズした。
 カウパー液の生臭さもおおよそ似ている。いま口の中に迎え入れているペニスは、割合先走り液がよく湧き出てくるので、香澄は何度も喉を鳴らさなければならなかった。
 舌を肉棒に絡めながら顔を前後させていると、男の手が胸に伸びてきた。
「んんんっ!」
 驚いて動きを止めると、
「いいじゃない、これくらい。ほら、フェラチオの続きして」
 男は悪びれもせずに言った。バビロンではお触り禁止だということは、入店時に聞いているはずなのだが、そんなことはお構いなしだった。
 香澄は、この男に限らず、客達の自分勝手な振る舞いにウンザリしていた。香澄も人のことをとやかく言える性格はしていないが、しかしそれにしても、暴虐無人な客ばかりで腹立たしい事この上ない。
 格安のピンサロ。質が悪いのは女だけではなく、客の方も同じようだった。
 香澄は乳房が露出しているブラジャーしか着けていないため、乳首を直接つままれた。香澄がビクンと反応すると、頭上からクックと薄ら笑いが聞こえてきた。
 頭にきて肉棒を吐き出しそうになったが、ボーイに殴られた時のことを思い出して、なんとか自制する。
「ん、んんっ……んっ……」
 乳首をコリコリと捏ね回されて鼻息を荒くしながら、香澄は男根を喉奥まで迎え入れて、裏筋を舌で刺激する。
 快感が強かったのか、男は香澄の乳首をギュッと力強く握り潰した。
「んぐうっ」
 香澄が肉棒を咥えたまま悲痛な呻き声を上げる。
「なに勝手に止めてんの? 続けてよ」
「…………」
 不愉快な男を満足させるために奉仕しなければならないこの身を、香澄は心底から呪った。
 一刻も早く終わらせるために、顔を前後させてスロートを開始する。この男を射精させたところで、また次の客が来るまでの僅かな時間の猶予ができるだけではあるが、とにかく香澄は少しでも早く休みたかった。
 何本ものペニスをしゃぶり続けてきたせいで、顎も舌も疲れて力が入らなくなってきただけでなく、精神的にも限界に近かった。
 香澄にとって道端の小石ほどの価値もない男達に命令されるのは屈辱的であり、しかも初対面の素性の知れない男の不潔な股座に顔を埋めるのは耐え難かった。
「うっ。出るっ」
「んむう……」
 強く乳首を捻られて、香澄は顔を顰めながら精液を飲み下していった。

 ホールの隣室にある事務所で、香織はソファに座っている先輩情婦の足元に膝を着いていた。散々頼み込んで履いてもらった、ペニスバンドから突き出ているバイブを口に含んで、顔を真っ赤にしながらしゃぶり上げている。
「オラァ! もっとガッツンガッツン顔を動かすんだよ! とろ臭いなあ、おまえは!」
 ボーイの命令とはいえ、厄介事を頼まれた先輩情婦は、香織を疎ましく思っているようだった。先輩情婦のキツイ印象を与える化粧と、赤茶色に染めている髪は、レディースヤンキー上がりを想像させられる。
 香織は必死になってバイブを咥えたまま顔を前後させた。これがバイブではなく本物のペニスであれば、いくらフェラチオが下手とはいえ、舐め上げれば何らかの反応は返ってくるのだが、バイブ相手では当然なんの意味もない。それが思いのほか辛かった。あまりにも情けなくて、肩が自然と震える。
「あー、もういいわ。そろそろ休憩時間終わるし。さっさとどけよ、馬鹿」
 香織はバイブから口を離し、悔し涙を浮かべながら先輩情婦を見上げた。
「なによ。何か文句あるの?」
 苛立つ先輩情婦に、香織は「いえ……」とだけ答えた。言い返したいのは山々だが、そんなことをしても相手が逆上するだけで意味がないことは分かり切っている。
「おまえ、なんかムカつくねえ」
「…………」
「ナメてんの? ボーイさんには、おまえがサボってたって言ってもいいんだけど?」
「す、すみませんでした……」
 そんなことをされてはボーイに何をされるか分かったものではないと、香織は慌てて謝った。
「チッ。うぜえ」
 先輩情婦は香織の顔に唾を吐き掛けた。頬に付いた唾の感触に呆然としている香織を尻目に、先輩情婦はさっさと事務所を出てホールに戻っていった。
「……ぐ、う……」  香織は今までこれほどの屈辱を受けたことはなかった。悔しさを紛らわすために、震える手を振り上げて、思いっ切り床を叩く。感情が高ぶっているためか、拳を地面に叩きつけてもほとんど痛みを感じなかった。
「う、うう……」
 泣きながら洗面台に立ち、顔を洗う。冷たい水が、荒ぶった感情を少しずつ癒してくれた。
 ようやく落ち着きを取り戻し始めてきた時、ホールに続くドアが開いた。
 またペニスバンドを履いてもらうようにお願いして、バイブでフェラチオの真似事をしなければならないのかと、香織はウンザリしながら洗面台から顔を上げて、ドアの方を振り返った。
 そこには香澄が立っていた。

 事務所に戻った途端に香織と目が合ってしまい、香澄はドキリとした。先ほど殴られたばかりの顔を見られるのには抵抗があったのだ。
 香澄はなるべく不自然にならないように注意しながら目を逸らした。
 気まずいのは香織も同じようで、彼女はスッと洗面台から離れて、奥のソファへ行き腰掛けた。
「…………」
 しばらく無言で立ち尽くした後、香澄は事務所に戻った目的を思い出し、洗面台へと向かった。意識した途端に、精液を飲み込み続けた喉の粘着きが甦る。どうしよもない不快感が香澄の足を早めた。
 蛇口を捻り水が流れ出すと、香澄は手で掬って一気に飲み干した。たまらない爽快感が喉を駆け抜ける。ただの水道水のはずだが、こんなにおいしい水を飲んだのは生まれて初めてだった。
 腹が膨れるほど飲み続けて、ようやく満足して水を止める。これからまた最低の男達のペニスをしゃぶり上げなければならないのかと思うと、水に満たされた身体が途端に重く感じた。
 これからどうしようかと、香澄はしばし思案する。ボーイに「水を飲んできてもいい」と言われて事務所に戻ってきたのだが、休憩を取ってもいいものだろうか……。他の情婦達はここで数分ほど時間を潰しているようだが、新人である自分も、それに習ってもいいのかどうか考えていると、ボーイが事務所に姿を現した。
 グズグズしていた自分を連れ戻しに来たのかと、香澄は震え上がって硬直したが、ボーイはソファに座っている姉の方を睨み付けていた。香織も蒼褪めた表情をしてボーイを見ている。
「てめえ、コラァ! なにサボってんだよ!? ペニスバンドでフェラチオの練習しとけって言っただろうが! 舐めてんのか!? ああ!?」
 怒鳴りながら近寄って来るボーイに、香織は慌てて立ち上がって頭を下げた。
「す、すみません……。で、でも、練習してたらコツが掴めてきたので、そろそろホールに戻してもらおうと思って……」
「ああん!? ふざけてんじゃねえぞ!」
「ほ、本当です。もうチェンジを告げられたりはしませんから……」
「よおーし、そこまで大言壮語を吐いたんだ。練習の成果を見せてみろ!」
「は、はい……」
 香織は香澄の方を向き、何やら言いにくそうにしながら、ペニスバンドを差し出した。 「か、香澄、これを履いて、フェラチオの練習をさせて……」
 そう言われて、香澄はようやく事態を理解した。やはり姉は、客へのフェラチオ奉仕が上手く行かず、ここで一人特訓を命じられていたのだ。少しだけ香澄に優越感が芽生える。
「履いてあげてもいいけど、お姉ちゃん、上手く出来るの?」
「…………」
 皮肉を言うと、屈辱のためか羞恥のためか、おそらくその両方なのだろうが、姉は顔を赤くして視線を逸らした。
「おいコラァ! てめえのために練習の相手してもらうんだろうがよ! ちゃんと返事してやらんか!」
 ボーイに怒鳴り付けられ、香織は視線を逸らしたまま、小さく呟いた。
「出来るわよ、ちゃんと……」
「え? なに? 聞こえないよ、お姉ちゃん」
「ちゃんとやるって言ってるの!」
 香澄は、姉が自分に対してムキになっているのを初めて見た。いつも超越然としている姉が、顔を真っ赤にして感情的な声を上げるなんて、想像したこともなかった。
「おい、香澄。さっさと準備しろ」
「……はい」
 ペニスバンドを着けるのはあまり気が進まなかったが、姉が自分の足元に跪いて奉仕するというのなら、悪くはない。香澄はペニスバンドに足を通し、ゆっくりと引き上げていった。皮製のベルト部分が秘部に当たる。その冷たい感触は、前に伸二に履かされたアナルストッパーを思い出させた。
「ボヤボヤしてんじゃねえよ、香澄。客と同じ様に、ソファに座るんだよ」
「は、はい」
 いそいそと香澄がソファに腰掛けると、香織が目の前に来て膝を着いた。
「コラァ!」
「ああっ」
 香澄がペニスバンドから突き出ているバイブを握られたところで、ボーイは横から香織を蹴り倒した。
「う、う……」
「てめえ! 客にもそうやっていきなりチンポ握ってんのかよ!? 違うだろうが! 言うことあんだろう!」
「は、はい。すみません……」
 香織は一瞬だけ香澄を見上げた後に土下座した。
「いらっしゃいませ」
 そう言ってから、香織は再びバイブを握り締め、パックリと口に咥え込んだ。右手でバイブの根元をシゴきたてながら、髪を振り乱して顔を前後させる。
 その動きは香澄からすると、それなりの物に見えた。
 横で見ているボーイも同じようで、ボーイは「ほお……」と感心したように呟く。
 追い詰められて、香織もようやく性奴隷に成り下がる覚悟を決めた様だった。
 元々何でもこなせる香織がフェラチオを上手く出来なかったのは、高すぎるプライド故だったが、そのプライドをかなぐり捨てて必死になれば、男から精液を搾り取ることは訳もないことなのだ。
「んっ、んんっ、んむっ」
 一心不乱にバイブを舐めしゃぶる香織を見て、香澄はなんという浅ましい姿かと、複雑な心境になった。
 自分もフェラチオしている時は、上から見下ろしている男から、こんな風に見られているのかと思うと、とても正視できなかった。目を逸らすと、香織の漏らす息遣いが妙に耳に残った。時折、バイブで唾が掻き立てられ、クチュッとした音が聞こえてくる。
 香澄がしばらくその耳障りな音に耐えていると、
「ようし、もういい。……やりゃあできんじゃねえか、てめえよお」
 ボーイがようやく香織に許しを与えた。
 これからまた、ホールに行きフェラチオ奉仕をしなければならないだろう。そう思うと香澄は暗澹とした気分になった。
 無様に男の股へ顔を埋めている時、相手にはどう見えているのか、それが分かってしまったので、余計に辛い。
「二人とも、さっさと自分の席に戻れ。がんがん客の精液を搾り取れよ」
「……はい」
 ボーイの非常な言葉に、姉妹は同時に返事をした。
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