第十一話・<香織編>対峙

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 放課後になり、伸二は香澄の撮ってきたビデオテープを携えて空き教室に向かっていた。香澄が上手く呼び出しに成功していれば、香澄と香織がそこで待っているはずだ。
 伸二は、初めて香澄を犯そうと、こうして廊下を歩いていた時よりも、若干緊張していた。
 香澄の言い分によれば、香織が生徒会長だった頃にしろ父親の秘書チームにいる今にしろ、香織の方から一方的に攻撃しているばかりで、自分が攻撃対象になる事には慣れていない筈だ、ということだった。
 だが伸二は、昼休みに早くアナルストッパーを外せとせがんできた香澄を思い出し、一抹の不安を覚えずにはいられなかった。
 周囲の人間を凡人と見下し、積極的に他人と関わってこなかった香澄の人間観察力には、疑問符を付けざるを得ない。そんな香澄がなぜ姉の性質を断言できるのか、伸二には分らなかった。
 ひょっとしてアナルストッパーを早く外したいがために、適当なことを言っているのではなのかと、そんな考えすら頭を過ぎる。
 結局、伸二は全てが終わるまでアナルストッパーを外さないことに決めた。それを伝えた時の香澄の不満顔が、なぜか頭から離れない。
 とにかく今日はどうにも嫌な予感がして、香織を脅迫するのは後日に延期しようかと、伸二は真剣に悩んでいた。
 考え事をしながら歩いていると、目的の空き教室はすでに目の前だった。ドアの前に立ち、教室に人がいないか気配を探ろうとした時、中から話し声が聞こえてきた。
「ん? ドアの向こうに誰かいるね。香澄の言ってた伸二君かな?」
「……たぶん、そう」
 片方は聞き覚えのない声だった。質問に答えたのは香澄の声だったので、おそらく最初に聴こえた声が、九条香織だろう。
 よく透き通った聞き取りやすい声だったが、これだけでは普通の女の子と区別が付かないな、と伸二は思った。
 考えてみれば、香澄にしても知能がとんでもなく高いという点を除けば、普通の女の子に過ぎない。ああ、いや、と伸二は思い直した。とんでもなく性格が捻じ切れていて、とんでもなく対人感情が冷め切っているという点も除かなければならない。しかしそれにしたって、結局のところ、どうしようもない状況に追い込まれればどうしようもできないし、処女を貫けば当然血も出る。別に化け物を相手にしている訳ではないのだ。
(何を不安に思うことがある? 相手はただの高校生のガキじゃねえか)
 自分のことを棚に上げて、伸二は決意を固める。やると決めたからには徹底的にやる。それが伸二の唯一の長所だった。
 ふーっと深呼吸をして、伸二はドアに手を掛けた。

 教室の中にいた九条姉妹が、扉を開けた伸二を見つめた。二人の表情は対照的だった。妹の香澄は、いつものように澄まし顔をしていたが、姉の香織の方は、楽しげに笑みを浮かべて伸二を眺めていた。
 香織は教室の中央にポツンと置かれている机に腰掛けて、足をプラプラさせながら伸二に声を掛ける。
「そんなとこに立ってないで、こっち来なよ、伸二君」
 伸二は内心の動揺を押し隠し、黙って教室の中に足を踏み入れた。香織の余裕綽々の態度を見ていると、さすがに不安を感じずにはいられない。
 脅迫の作戦を考えた香澄からは、フォローは自分がするからとにかく真っ向から脅迫しろ、としか聞いていないのだ。香澄が何を考えているのか伸二にはさっぱり分らなかったが、自分が余計なことをするよりも香澄に任せていた方が上手くいくに違いない。しかも自分は何も考える必要がないというなら楽で良い、と伸二は香澄の言うとおりにしたのだった。
 伸二が目の前まで近づくと、香織は「へえ……」と意外そうに呟いた。
「ふうん。香澄を困らせるくらいだからどんな男かと思っていたけど、案外アレだね」
「アレって……」
「うん? 具体的に言って欲しい?」
「あ、いや、いいッス……」
 なぜか嫌な予感がした伸二は慌てて首を振った。
「うん、つまり、伸二君はあんまり頭が良くなさそうに見えるなって思ったんだけどね」
「結局言うのかよ! 最初からそのつもりだったのならわざわざ聞くな! ……つーか、香澄と同じこと言ってんじゃねえ!」
「香澄? へえ、名前で呼び捨て? 香澄がそんな馴れ馴れしい呼び方を許しているなんて珍しいね。まあ、でも、土下座させて足の指を舐めさせた相手なら下僕みたいなもんだし、それくらい気にならないのかも知れないけど」
「土下座? 下僕? 誰が?」
 意味が分らず、伸二はポカンと口を開けて訊き返した。
「君が、泣いて土下座して香澄の足の指を舐めながら、私との仲を取り持って欲しいって頼んだんでしょ?」
「んなことするかっ!」
「隠さなくってもいいって。香澄から全部聞いたよ」
「香澄に……?」
 伸二は問いかけるように香澄を見た。その途端、香澄はサッと視線を下げて顔を隠した。
(呼び出しの口実なら他にいくらでも言い用があるだろうに、こいつ……。地味な嫌がらせをしやがって……)
 香澄が作戦の詳細を語りたがらない訳がこんな理由だったとは、伸二に分らなかったのも無理はなかった。
 香織は相変わらずニコニコと楽しそうに笑いながら話しかけてくる。
「ねえ、念願かなって私と対面できたんだから、早く告白してよ」
「あ、ああ。じゃあ、九条先輩、俺と付き合ってくれねえッスか?」
「なんか投げやりっぽくない?」
「そんなことないッスよ! 俺と付き合ってください!」
「お断りします」
「やっぱりな! バッサリ断りたかっただけだろ!」
「うん」
「否定しろ!」
「でも、下僕としてなら飼ってあげるよ」
「それこそお断りだ!」
 香織は「あれ?」と首を傾げて、不思議そうに訊いた。
「伸二君は香澄の足の指を舐めてた時、興奮して勃起させてたんじゃないの? 香澄がそう言ってたんだけど?」
「香澄の言うことは信じるな。おまえの妹は滅茶苦茶だ」
「なんだ、嘘かあ……。でもさ、きみ程度の人間が、下僕としてでもこの私に仕えることができるなんて、すごく幸せなことじゃない?」
「な、なんでそんなに俺を下僕にしたいんッスか?」
「だって、私みたいな美少女の主人が、図体だけのブ男を下僕にしている構図って、なんか絵になるでしょ?」
「……図体だけのブ男って俺のことッスかねえ?」
「うん」
「否定しろ! 否定してくれよ! 頼むから!」
 どこからどこまでが冗談なのか判断が難しいが、伸二は、表層的な面に限るものの、香織の性格を大体のところ把握できたように思えた。
 香澄とは違い、明るく社交的な九条香織。だがその本質は、やはり香澄に近いものがあるようだ。
「ねえ、でもさ、下僕になったら、私の足の指を舐めることが出来るんだよ?」
「だから俺にはそんな趣味はねえんだよ! つか、まだ俺を下僕にするつもりなのかよ……」
 いつまで下僕の話を引っ張るつもりだ、と言おうとした時、伸二はふと、香澄が自分をじっと見つめていることに気が付いた。
(やれやれ。確かに、いつまでこのくだらん会話を引っ張るつもりだって話だな)
 伸二はふーっと息を吐いて気を引き締め直した。
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