アパートの自室に帰宅した篠山美奈は、ドアに鍵を掛け、チェーンロックを下ろした。扉の取っ手を握り、開かないことをしっかりと確認し、ようやく肩から力を抜く。
 最近、通勤中に誰かに後を付けられているような気がするようになり、こうした神経質な確認が習慣化してしまっていた。
 しかしまあ、さすがに部屋に入って鍵を掛ければ、あまり不安になることもない。美奈はバッグを床に置いて、エアコンとヒーターのスイッチを入れ、着替えを始めた。
 冬の真っ最中なだけあって、部屋の中はなかなか暖かくならなかったが、構わず服を脱いでしまう。通勤用の堅苦しい衣服を室内で着続けているのは苦痛で、さっさと楽な格好になりたいがために、美奈はいつも寒さに震えながら着替えを先に済ませるのだった。
 パジャマに着替えて美奈は一息吐いた。大学を出て会社員になって2年。スーツにはいい加減慣れてきてはいるのだが、やはりあまり好きにはなれなかった。おそらくはずっとそうなのだろうと思う。まあ、いつまで会社にいるかは分からないが。
 夕食は何にしようかと冷蔵庫の中身を思い出しながら台所で手洗いをしていると、トイレから物音が聞こえてきて、美奈は動きを止めた。流れ出る水道水に手を浸したまま振り返り、トイレのドアを見る。
 何も異常はない。気のせいだった。そう思い、前に向き直ろうとした寸前、ドアが勢い良く開かれた。突然のことに美奈は飛び上がりそうになった。
 目を見開いている美奈の視界には、トイレから出てくる大柄の男が映っていた。しかし美奈はそれをうまく認識できない。瞬間的な混乱のせいで、状況を脳内で処理しきれていないのだ。
 男の態度が美奈をさらに困惑させた。男は、不法侵入をしているのにもかかわらず、まるで自宅にいるかのように平静だった。当たり前みたいな顔をしてトイレから出てきて、美奈に顔を向けると、慌てることもなくゆったりとした足取りで近付いてきた。
 強い力で肩を掴まれるまで、美奈はその場に立ち尽くしていることしかできなかった。
 男は、固まっている美奈を部屋の奥へと引き摺っていった。

連続強姦浣腸事件 前編

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 捜査資料を読み終えた安藤智実は、目を閉じ、椅子の背もたれに体重を預けた。
 気の滅入る事件だった。
 最新の犠牲者である篠山美奈は、自宅マンションでレイプ魔に襲われ、浣腸と排泄の繰り返しを強要された上で犯されていた。
 およそ女性としての尊厳を奪われた彼女は、事件から一ヶ月近くが経った今でも入院中だった。心の傷が大きかった、というだけではない。腸内を蹂躙した浣腸液が、美奈の身体に後遺症を残していた。
 水で何十倍にも薄めてから使うべき薬液を、あろうことか犯人は、通常よりも遙かに高い濃度で使用したのである。
 美奈は、強姦犯から解放された直後に病院へと搬送されたが、すでに腸の一部が腐り始めており、やむなく彼女の排泄器官は人工肛門に切り替えられた。美奈はウンチ袋を一生抱えていかなくてはならなくなったのだった。彼女の人生はこれからいくらかの軌道修正を強いられることになる。
 とはいえ、美奈自身がどう考えているかは分からないが、生還できたことそれ自体に限れば、幸運の賜物だったと言ってもいいだろう。犯人に殺されていた可能性は高かったはずだ。強姦浣腸事件は美奈で六件目だが、うち五人までもが浣腸に悶え苦しみながらそのまま死んでいる。
 現場に残されていたDVDによってそれは証明されていた。犯人は警察に見せ付けるように犯行をカメラに収め、それをきっちりと編集した上でDVDを現場に置いていく。どうやら犯人は自己顕示欲が旺盛のようだった。
 捜査員のひとりである智実も、映像は何度か見ている。
 被害者は、何度目かの浣腸を受けると、アナルストッパーを着けられる。そして、仰向けに寝ている犯人の上に跨り、騎乗位によるセックスを強要される。満足させれば排便させてやる、という甘言を頼りに、脂汗を浮かべながら腰を振ることになる。
 しかし、犯人が射精に至っても、基本的に排便が許されることはない。卑劣な強姦魔は、腹痛で動けなくなった女を眺めながら、コーヒーを飲んだり雑誌を読んだりして、時間が過ぎるのをゆっくりと待つのである。放置された女は三十分もすると気を失うが、犯人は構わずに自分の時間を過ごし、一晩経ってからその部屋を悠々と出て行く。まさに鬼畜の所業だった。
 なぜ篠山美奈だけが助かったのかについては、まだ結論が出ていない。彼女もまた騎乗位でレイプ犯を射精へと導いているが、腰使いが特別上手かったという訳ではない。少なくとも、DVDを見た限りではそうだ。犯人の反応からしても、他の女の時と比べて特に感じ入っているようには見えない。
 だが犯人は射精した直後には美奈からアナルストッパーを外し、排便をさせ、すぐに姿を消している。彼女を生かす意志が犯人にあったのは明らかだ。
 もっとも有力な仮説は、美奈が処女であったから助かったのではないかというものだった。美奈本人が処女だったことを申告しているし、映像からも破瓜の血が見える。他の四人が経験済みであることも確認されている。
 智実も、まあその仮説が正しいんじゃないか、と考えていた。サンプルが少なすぎて断定はできないとも思うが。
 いずれにしろ、この強姦魔は一日でも早く捕まえるべきだ。末端の捜査員に過ぎない智実が闘志を燃やしたところでどうなるものでもないが、女性の敵とも言うべき犯人への怒りは抑えきれないものがあった。

 自宅のマンションに戻った智実は、手早く食事を済ませ、シャワーを浴び、布団の中に入った。五時間もすればまたすぐ捜査本部に逆戻りだ。なるべく眠っておかなければならない。だというのに、眠気が訪れることはなかった。
 あの映像が頭から離れないせいだ。無表情で女性に淡々と浣腸をする男の表情が、どうしても忘れられない。何を考えているか分からず、正直言って恐ろしかった。捜査員である自分が犯人に対して恐れを抱いていいはずはない。なのに、恐怖を感じてしまう。
 この気持ちは男性捜査官には分からないだろうな、と智実は思った。かといって、女性の捜査官に同意を求めても、相手は格好を付けて否定してくるだろうが。
 結局、布団に入ってから寝入るまでに一時間近くが掛かった。

 寝苦しさに目が覚めた。ぼんやりした意識の中で、智実は、自分が思うように動けなくなっていることに気付いた。縄で縛られていることに気付くのにはさらなる時間が必要だった。
 掛け布団はなくなっていた。目を見開いて、上を見ると、自分を見下ろしている男の顔が視界に入った。何度も映像で見てきた強姦魔の顔だった。
 智実は叫びそうになった。しかし、くぐもった声しか出なかった。口の中には、ゴルフボール大のボールギャグが入っていた。縄よりも先に口内の異変に気付いても良さそうなものだったが、不思議とそうはならなかった。
 とにかく、ボールギャグの左右から伸びているベルト式の固定具が後頭部でしっかりと止められており、自力では外せそうになかった。
 ボールギャグの穴は笛と同じ構造をしているのか、智実が息を吐き出すと、穴から甲高い音が生まれた。
 開きっぱなしの口からは唾液が垂れ流しになっている。すでに顎はべたべただ。ボールギャグを咥えさせられてから少なくとも数分は経っているらしい。
 そして、またしても今更ながらに、縄で縛られているのは上半身だけであることに気が付いた。両手を背中側でひとつにされ、肘から先を束ねられた両手に、何重にも縄が巻き付いていた。
 胸にも縄が通っていた。ブラジャーの上から幾筋のも縄が交差している。
 下着姿で寝ていたので、脱がされているわけではない。ショーツも履いたままだ。そちらには何の拘束もされている様子がない。
 だがショーツの中には違和感があった。肛門に湿り気を感じる。智実は青ざめた。腸内に異常がないかどうか、慌てて意識を向けて確認してみる。
 最初は、何もされていないのだと思った。しかし次の瞬間、智実はボールギャグから笛の音を鳴らした。それまでは何ともなかったのに、意識をした途端、満腹時の膨張感に似た苦痛が襲ってきたのだった。

 すでに浣腸されていることは明らかだ。浣腸した上で男はショーツを元に戻したのだ。今、腸内には強力な薬液が入っている。一秒でも早く排出しなければならない。でなければ、腸粘膜が爛れて、使い物にならなくなってしまう。
 智実はそう思って尻に力を入れようとしたが、迷いができた。寝転んだ状態のままで一切の躊躇もなく排便をするのは不可能だった。もちろん赤ん坊の頃には散々してきたことだろうが、成人した今となっては抵抗が大きすぎる。そのうえショーツも履いたままなのだ。しかも男に見下ろされているのだから、なお難しい。
 だが逡巡は一瞬で終わった。智実はあっさりとショーツの中に排便したのだった。はっきりとした意志の元でそうしたわけではない。迷いの中にあって中途半端に締め付けられていた肛門が、排便を求める腸内の蠢動の波に負け、決壊してしまったに過ぎなかった。一度それが始まると止めようはなく、肛門は爆裂音を立てながら糞便をショーツの中に押し出していった。
 智実が映像で見てきた排便は、液体の放出ばかりだったが、今回はほとんど我慢していなかったせいか、液便ばかりだけでなく軟便も捻り出されていた。ショーツで受け止めきることは到底できず、布地の脇から軟便が漏れ出ていく。液便もむろん大量に出ており、ショーツの布面から駄々漏れになっていた。
 智実は泣きながら排便した。こうなった以上は止められないのだから、腹の中の物はすべて出そうと、腹筋に力を入れて、一方で肛門から力を抜く。自分の便臭に鼻を突かれながらも必死に息む。
 三十秒以上に渡る排泄が終わると智実は再び顔を上げて、男を見た。DVDと同じように、男は無表情で智実を見下ろしていた。
 我慢せずに即排泄したことで男の逆鱗に触れるのではないかと智実は思ったが、どうやらその心配はなさそうだった。男の様子からは、智実の反応を当然のものとして受け入れているような感じさえする。

 パニックに陥りそうな頭で智実は必死に考えた。
 これまで犯人は、女が部屋に入る直前に襲い掛かり、そのまま部屋の中に雪崩れ込むという方法を取ってきた。なのに今回、私は寝込みを襲われている。それに、浣腸液の恐ろしさを知っていなければできない行動(即時排便)を取ったというのに、犯人が驚いた様子はない。つまり……私が刑事であることを知っていて襲ったということか。だから、反撃されるかもしれない方法は取らず、より慎重なやり方に変えた、と。
 だとしたらどうなるのか。自分の出した答えに智実は戦慄した。

 男は屈み込み、智実のショーツを下げた。尻と下着の間に残っていた軟便が垂れ落ちる。それで臭いがきつくなるようなことはなかった。すでに部屋の中は便臭で満ちていた。
 男は全く気にした様子もなく浣腸器を智実の肛門に突き立てた。
 シリンダーが押され、新たな薬液が腸内に送り込まれる。
 ボールギャグが、笛の音を立てた。
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