失脚した独裁者の娘 前編

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 オイゲン・シュタットフェルト男爵が、秘密警察という不名誉な仕事を生業にするようになってから、十年の月日が流れようとしていた。
 名誉とは無縁のこの組織は評判が悪く、進んで入りたがる貴族は皆無であり、秘密警察における唯一の貴族であるオイゲンは、組織内である程度の影響力を行使出来る立場にあった。
 オイゲンはその影響力を、若い女の尋問を一手に請け負うという、ただその一点にのみ費やしてきた。上申して尋問をこちらに回してもらうのは簡単だが、殺しさえしなければ何をしても良いという尋問は、秘密警察の中でも人気が高い。組織内で反感を抱かれないように、根回しやフォローで多くの人脈や圧力が必要なのだ。
 この十年間に、オイゲンがこの手で犯し、汚し、責め抜いてきた女の数は、三桁にすら届くだろう。その中には、高貴な生まれの者や裕福な生まれの者も多数含まれている。トルネオ大佐の軍事独裁政権であるこの国では、大佐の政敵になりうる有力者が次々に思想犯として逮捕拘禁され、オイゲンの尋問室に送られてくるのである。
 ところがそれも、ソ連邦の崩壊で一変する。名実ともに社会主義の旗頭だったソ連が消え去ると、西側諸国の外圧と民主化を求める民衆によって、トルネオ軍事政権は風前の灯火となった。いち早く状況を見極めたオイゲンは、秘密警察に送られてきた民主化運動の指導者に取り入って、彼が釈放されるよう手を打った。
 民主化運動を主導するグループに恩を売ったつもりだったが、その指導者はオイゲンの予想以上に有能であるらしかった。トルネオ大佐は、数ヶ月後にオイゲンが解放した指導者によって逮捕され、処刑を待つ身になったのだ。間接的にではあるが、オイゲンはトルネオ軍事政権打倒に手を貸したのである。新政権での私の立場は保障されたも同然だった。
 そして、今。
 オイゲンの目の前には、全裸の少女が拘束されていた。
 薄暗い地下室において、唯一の明かりである旧式の電球が、幼いながらも透き通るように綺麗な彼女の肌を照らし出している。
 天井から垂れ下がっている鎖に、両手を頭の上で繋がれている少女は、屈辱に表情を歪めながらもキッとオイゲンを睨み付けていた。
「この裏切り者! 恥を知れっ!」
 額に青筋を立ててオイゲンを罵るこの少女の名は、ルルカ・トルネオ。軍事政権の最高責任者だったトルネオ元大佐の一人娘である。

 地下の尋問室には、オイゲンとルルカの二人しかいなかった。いつもなら数人掛かりで尋問を行っているのだが、最高権力者だったトルネオ大佐の娘をじっくり嬲るために、オイゲンが部下達を追い払ったのである。新政権の指導者に借りを作っているオイゲンに逆らえる者は、今や秘密警察には皆無だった。
「早く鎖を外しなさい! 私を誰だと思っているのよ!」
 ルルカは尋問室に連行されてきた時から、大声を上げて文句を言い続けていた。幼い彼女は、まだ自分の立場を正確に把握していないようだった。
「元気のいい糞ガキですねぇ。やはり甘やかされるばかりで、誰も躾をしてくれなかったのですか?」
 オイゲンが慇懃無礼に応じると、ルルカはますます怒り心頭になり眼つきを鋭くする。
「何よアンタ! 裏切り者の分際で!」
 よほど独裁政権崩壊のきっかけを作ったオイゲンに腹を立てているのか、彼女は全裸で拘束されていることも忘れているようだった。
 それを思い出させてやろうと、オイゲンはゆっくりとルルカに近付いていった。
「な、なによ?」
 問い掛けを無視して少女の目の前に立ち、無防備な乳首を摘まみ上げる。
「ああっ! な、何してんのよ! 離しなさい! 離しなさいよ!」
 叫んでいるルルカの顔が、恥辱にまみれてみるみる赤くなってくる。
 オイゲンは彼女の反応に満足して乳首から指を離した。
「そろそろ、気付いて欲しいものですな、ルルカ様。名門貴族のお歴々ですら貴女のような子供に頭を下げて媚びを売っていた時代は、もう終わったのです。今はこの通り、貴族の端くれでしかないこの私、オイゲン・シュタットフェルト男爵に尋問を受ける身なのですぞ」
「た、たかが男爵風情がこの私を……っ!」
 ルルカは不服そうに唇を噛み締めた。
「それにしても、随分と幼い体つきをしておりますな」
「み、見るなっ!」
 オイゲンがしげしげと少女の身体を見つめると、ルルカは身をくねらせて恥らった。
 彼女の子供っぽい身体には、女性的な胸の膨らみや腰のくびれはまだほとんど見られない。手の平で簡単にすくい取れるほどの小さな胸は、最近になって膨らみ始めたばかりなのが明らかだった。股間にはうっすらと産毛が生えているのみで、くっきりとした割れ目を覆い隠すものは何もない。小さな体を支えている足や、頭の上で拘束されている腕も、大人の艶かしさとは無縁で、細く可愛らいものだった。
「年齢から考えるとそれほど幼いということもないですが、しかしどうでしょうか。それでもご学友と比べると、若干成長が遅い部類に入るのではありませんか?」
「だ、黙りなさいっ!」
 オイゲンに全身を舐めるように観られ、ルルカは顔を真っ赤にして身悶えしていた。子供の身体をしてはいるが、子供のように裸体を晒すことには抵抗があるという、微妙な年頃らしい反応だった。
「ルルカ様は今ひとつ現状に対する理解が欠けていらっしゃるようなので、貴女の置かれている現在の立場を説明させて頂きます」
「ふ、ふんっ。勝手にしなさいよ」
「まず、貴女が今まで贅沢三昧をしてこれた唯一の理由であるお父上ですが、既に逮捕拘禁され、公開ギロチンを待つ身でございます」
「アンタのせいじゃないのっ!?」
 少女の抗議を無視してオイゲンは話を続ける。
「強権的な独裁政治で相当に国民の怒りを買っておりますから、きっと民衆から罵詈雑言を浴びせられながら惨めに首を刎ねられるのでしょうな。首と胴を切り離される時、民衆からは喝采が湧き上がることでしょう。いやあ、これほど悲惨な死に方もそうはありますまい」
「ひ、ひどい……」
「おや? 何を他人事みたいに言っているんですか?」
「誰がっ! 他人事なんかじゃないわよっ! 私のお父様のことなのよ! 私にはすごく優しいお父様なのに! アンタには分かんないでしょうね、本当のお父様の優しさなんか!」
「本当の……? いやいや。身内に優しくすることなんて、誰だって出来ますよ。ダイレクトにメリットとして跳ね返ってくるのですからね」
「は、はあ?」
「この場合のメリットというのは、娘である貴女の信頼です。優しくするといっても、別に身を削って何かをするという訳でもなく、ちょっと甘やかしたりご機嫌を取ったりといった、どうせそういう簡単なことだけでしょう? そんなことくらいで娘の信頼を得られるんだから、そりゃあ優しくするくらい外道のお父上でも出来るでしょう。身内に優しくすることほど、ローリスクハイリターンなことはない」
「……ふうん。よく分かったわ」
「おや、分かって頂けましたか。意外に物分かりが――」
「違うわ。アンタが鬱屈したツマンナイ奴だってことが分かったのよ。恋人いないでしょう? 寂しい人生送ってきたってのが丸分かりよ」
「この状況でよくそんなことが言えますねぇ。もっとも、すぐに今のセリフを死ぬほど後悔することになるでしょうが」
 オイゲンの目が細められ、冷たい光を帯びた。
 それを見たルルカは思わず息を詰まらせる。
「どうしました? そんなに怯えないで下さいよ。まだ尋問は始まっていないのですから」
「お、怯えてなんかいないわよっ!」
 虚勢を張るルルカに対して、オイゲンは肩を竦めた。
「何のメリットもない赤の他人に対してどこまで無条件でリスクを背負えるかが、本当の優しさを量る指標だと言いたかっただけなんですがね。そういう観点で見ると、お父上は処刑されても当然のクズだと私は思うのですよ」
「ア、アンタがそれを言うの? お父様の権力に寄り掛かって生きてきた貴族のアンタが! 私、ちゃんと覚えているわよ。社交界でアンタと会った時、私に媚びへつらっていたことを!」
「それについては返す言葉もありませんが……。苦しくなってきたので話を戻させて頂きます。先ほど貴女の言い草が他人事みたいだと言ったのは、別に貴女がお父様の処刑に対して何も感じていないと言ったのではありませんよ」
「な、何よ? 何が言いたいのよ?」
「ですから、貴女に取ってお父様の処刑は他人事ではないのです。なにしろ、貴女自身も処刑台に上ることになるのですから」
「え?」
「いやはや、その年でギロチンに掛けられるというのは何とも気の毒な話ではあるのですが、これも時代の流れと思って諦めてください」
「い、嫌よっ! なんで私までっ!?」
「お父様の権力を笠に着て好き勝手に贅沢三昧の暮らしをしてきたのは、国民にも周知のことですからな。目立ちたがりな性格が災いしましたね。首だけになってしまったルルカ様に、民衆は唾でも吐き掛けてくるかも知れませんが、後で私が拭いておいて差し上げますのでどうかご安心下さい」
 オイゲンは慇懃な仕草で胸に手を当てて、少女に向かって深く頭を下げてみせた。顔を上げてルルカを見ると、彼女は可哀想なくらい蒼褪めていた。
「嫌……そんなの嫌よ……。ギロチンなんて……怖い、怖いわ……」
 ルルカの全身がブルブルと小刻みに震え始めた。彼女の両手を頭の上で拘束している鎖が、ジャラジャラと小さく金属音を立てる。
「やれやれ、ようやくご自分の立場がお分かりになりましたか。大人しくなったところで尋問を始めたいと思うのですが、どうせ貴女はお父様の所業については何も知らないのでしょう?」
「そ、そうよ! 私は関係ないわ! 私は、私は……」
 そんなところだろうな、とオイゲンは思った。トルネオ軍事独裁政権が続いていれば、この我意の強い少女が政治に口出しするようになるのは時間の問題だっただろうが、そうなるのは少なくとも数年は先の話だったろう。今はまだ幼すぎる。
 とはいえ、ハイ分かりましたと引いていては尋問したことにはならない。我儘なだけで何の力も持っていなかったことが明白だとしても、一応は酷く責め抜いて問い詰め、その結果何の情報も得られませんでしたと報告しなければならないのである。お役所仕事の辛いところだった。
「し、死にたくない。死にたくない」
 ルルカは啜り泣きながら同じ言葉を繰り返していた。
「実はですね、ルルカ様。貴女が新政権にとって有益な情報をもたらせば、命だけは見逃してもらえる可能性はあるのですよ」
 それは出鱈目だった。トルネオ大佐の一族は女子供に至るまで皆殺しにすることが既に決定している。そもそも、今さらルルカの口から出る情報など、誰もまともには取り合わないだろう。
 必死に命乞いをするルルカの姿を見たいがためについたオイゲンの嘘である。
「わ、私、知らないの。本当に何も知らないのよ」
「それは困りましたね。まあそれでも、この私が口添えすればなんとかならないこともないですよ」
「え?」
「処刑されたくなければ、私に頼んでみたらどうですか?」
「た、助けなさいよ!」
 オイゲンはやれやれと首を振った。
「それが人に物を頼む態度ですか? まるで成っていませんね。頭の下げ方くらいは、貴女に媚びへつらってきた大人達を思い出せば分かるでしょう。やり直しです」
「な、何よ! たかが男爵ごときが偉そうにして!」
「たかがと言うのなら、それこそたかが死刑囚が、貴族であるこの私に暴言を吐くなど許されざることでしょう」
 オイゲンは腰に備え付けてある一本鞭を手に取った。長年に渡って愛用してきた仕事道具である。自身のSM趣味を満たしてきた相棒でもある。
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