空想地帯 SM官能小説
メニュー
官能小説一覧
レディースリンチ(目次)
前のページ(第四話・新人の挨拶)
次のページ(第六話・恥辱の芸)
レディースリンチ 第五話・夏姫の悪行
次の日からはバイクに乗ったレディースが学校まで連行しに来るということはなかった。だからといって、別に開放された訳ではない。今日からは自分の足でアジトの廃工場に向かわなければならないのである。
もしも学校が終わってもアジトに行かず帰宅してしまうとする。おそらく、その日だけは平穏な日が戻ってくるだろう。しかし次の日の朝には、登校途中にレディースによって拉致されて、またあの暴走族仲間達に輪姦されてしまうのだ。
あんな痛くて気持ち悪い行為は二度と御免だ。私には、虐げられることが分かっていながらもあの廃工場に向かうしか道はない。
学校の授業が終わり、自転車を一時間近く漕ぎ続けてようやくアジトに着いた頃には、すでに辺りが暗くなり始めていた。いつもなら塾で勉強に精を出している時間だ。
レディースにいつまでも関わっていると、人生そのものが狂ってしまうかも知れない。なんとかしなくてはならなかったが、今のところどうにもならないのが現状だった。
家に篭もりでもすれば、あるいは彼女達の魔の手から逃れられるかも知れないが、そんなことをしたら自宅に乗り込まれる可能性すら出てくる。警察沙汰になればそれこそ人生が終わりだ。輪姦されたことが家族に知られるだけでなく、警察を介して近所や学校にまで伝わる恐れがある。そうなったら、それこそ本当の引き篭もりになるしかない。
私は諦めの気持ちを抱きながら廃工場の扉を開けた。
「失礼しますっ! 春香、入ります!」
お腹から大声を搾り出して中に足を踏み入れる。
真面目な優等生で通っている私は、大きな声を上げるだけでも恥ずかしさが込み上げてくる。だけど気後れしている暇はない。早く制服と下着を脱ぎ捨てて全裸にならないと、あの恐ろしい特攻隊長に竹刀でぶたれてしまうのだ。
工場の隅でいそいそとセーラー服を脱いでいると、下品な笑い声を上げて談笑していたレディース連中の中から、夏姫が抜け出てこちらに寄って来た。
「春香、元気ぃ?」
私をこの地獄に引き摺りこんだ張本人が、ぬけぬけとあどけない笑顔を向けてくる。憎らしいだけでしかない夏姫の顔は、悔しいけど私の目にはかなり可愛らしく映る。中学生らしい幼さがそれをより惹き立てていた。
私はあまり染めた髪というのは好きではないが、夏姫に限ってはショートカットの茶髪がよく似合っているように見える。もっとも、彼女のような美少女ならば、どんな色に染めていようともそう見えるのだろうけど。
私も容姿には相当の自信があるが、夏姫と比べてどちらが上かというのは判断が難しい。見る人の好みによって差が出るくらいだろうか。
「元気かって聞いてるじゃんよー」
夏姫が上機嫌で私に話し掛けてくる。
ごちゃごちゃと色んな物が置かれて死角のたくさんある工場の中では、どこから特攻隊長に見られているか分からない。私は脱衣を続けながら「元気です」と短く答えた。
セーラー服とスカートを脱いで、ブラも外す。汚い地面に置いたカバンの上に、脱ぎ捨てた衣服を重ねていく。
激しい羞恥心のせいでみるみる顔が火照ってくる。女しかいないとはいえ、他の人達はみんな普通に服を着ているのだ。恥ずかしくないはずはない。
真っ赤になりながらショーツに手を掛けて膝小僧まで引き下げた時、いきなり夏姫に髪を引っ張られた。
「あうっ。い、痛い、です……」
「この私が聞いてんだから、ちゃんとこっちを見て話しなさいよ」
「す、すみません」
「まったく馬鹿なんだから。もういいから、ちょっとこっちきな」
夏姫は私の髪を掴んだままグイグイと引っ張って歩き出した。
「あっ、まっ……」
何が何だか分からず、私は中腰のまま夏姫に合わせて移動する。膝にショーツが引っ掛かっているため、チョコチョコと足を小刻みに動かさねばならなかった。
私の情けない動きを見たレディース達から、失笑の漏れる声が聞こえてくる。
ただでさえ屈辱的な仕打ちだったが、耐え難いことに私を引っ張っているのは年下の女子中学生なのだ。あまりの恥辱で目に涙が溜まる。
工場の真ん中あたりまで連行されてから、やっと髪が離された。
「ううっ……」
私は泣きそうになりながら膝で丸まっていたショーツを足から抜き取った。埃だらけの地面に直で置くのを躊躇い、そのまま下着を手に持っていると、天使のような笑みを浮かべた夏姫に奪い取られてしまった。
「これは私がブルセラショップに売り払っといてあげる。今日はノーパンで帰りな」
「……はい」
当然、それで手にしたお金が私に渡されることはないのだろう。分かっていても私は頷くことしか出来なかった。
「今日はお前に先輩奴隷を紹介してあげようかと思ってさ。こいつら見なよ」
そう言って夏姫は私から視線を外し、横に並んで正座している三人の女の子の方を向いた。
体操服にブルマーという格好をしている彼女達三人は、膝と肘にバレー選手が使うプロテクターを付けていた。埃と砂に汚れた硬いコンクリートの地面に直接正座しており、大分足に負担が掛かっているように思える。事実、彼女達の顔は苦渋に満ちていた。
「私も中学に入ったばかりの頃は、普通の学生生活をエンジョイしようと思ってたんだよ」
夏姫がなぜか得意気になって三人を見下ろしながら、得々と語り始める。
私は昨日仕込まれた通り、直立不動になって話を聞いた。
「それで、バレー部に入ったわけ。なんていうか、青春っぽいでしょ? バレー部ってさ。『コーチ!』、『夏姫!』みたいな。それがさあ……いざ入ってみると、こいつらが先輩面して偉そうにしてんの。どう思う?」
いきなり話を振られて、私はしどろもどろになりながら口を開く。
「こ、この人達はバレー部の先輩だったんですか?」
「うん、そう」
「えっと……」
ならば先輩面するのは当たり前ではないかと思ったが、まさかそんな突っ込みを入れるわけにはいかない。
なんと切り返せばいいか考えていると、幸いなことに夏姫が勝手に話を戻してくれた。
「んで、入部初日に新人歓迎会だとか言って、シゴキにシゴいてくれたわけ。こいつらみんな竹刀を持って、延々と筋トレをさせられている新入部員のケツをぶっ叩いていったの。舐めてるよねえ。この私を誰だと思ってるんだっての」
正座している三人組は身動きひとつせずに夏姫の話を聞いていた。
おそらく、彼女達はそれほど凶悪な性格をしているわけではないだろう。自分たちが入部した時にされてきたことを、上級生になってから新入部員にやり返しただけなのだ。
立場を利用して好き勝手するのは決して褒められることではないが、それは彼女達だけの責任ではない。誰だって、大義名分を手に入れることでたやすく残酷な面を剥き出しにしてしまうものなのだ。この場合の大義名分には、部の伝統だとか先輩後輩の上下関係だとかがそれに当たる。
彼女達にしてみれば、誰でもやっている指導という名の後輩イジメを行っただけである。しかしやられた方にしてみれば堪ったものではないだろう。
どこにでもあることだと諦める者もいれば、ふざけるんじゃないと不満に思う者もいる。後者の中に夏姫がいたことは、上級生にとって不幸だったというしか他はない。
「それでねえ、先輩面したこいつらをシメてやろうと思って、姉貴に頼んで拉致ってもらったの。姉貴はこのレディースの総長だからね。一番偉いの。だから姉貴が言えば大抵のことは通る。で、その流れで私もレディースの幹部になって、こいつらも下っ端としてレディースに入れてあげたってわけよ」
「そ、そうですか……」
「お前と同じように、普段はちゃんと学校に行かせて、普通の生活を送らせてやってるよ。こいつらの場合は部活もやらせてやってるんだけど、毎日部活を始める前に、下級生からビンタをもらう様に言ってあるからね。内心ではもうバレー部を辞めたがっているのかも知れないけどさ。最初は遠慮してた下級生も、だんだん本気でビンタするようになって、今じゃあどっちが先輩だか分かんなくなってるしねぇ」
正座している三人組の目が、心なしか潤み始めているような気がする……。
「最初に拉致った日は、三人ともまともに歩けなくなってたね。あれは面白かったなあ。この私の尻をぶっ叩いた分の百倍はこいつらの尻に竹刀を叩き込んであげたからね。まあ、私は疲れてすぐにやめちゃったから、あとは他の奴が叩いてたんだけど、泣き叫んで悲鳴を上げるこいつらを見てたら爆笑しちゃったよ。あはは」
とても他人事とは思えず、私は思わず同情してしまった。平和な日常からとつぜん地獄に突き落とされる恐怖感は、今も私の心に傷を残している。
「春香の処女は族の男どもにあげちゃったけど、こいつらの処女は全部私が竹刀で貫いてやったよ。今はいつもアジトに仲間が十人前後はたむろしてるけど、あの頃はまだうちのレディースは小さくてさ、男の族との繋がりもなくて、レイプさせる相手もいなかったからね。そういう意味じゃ、春香はラッキーだったかな? 初めてが竹刀よりは、男の方がマシだよねえ?」
「…………」
いや、竹刀の方がまだマシだろう。どちらにしても死ぬほど嫌なことには変わりないが……。
「どうせその後、上納金を納めさせるために売春させているんだから、初めての相手が何だろうと、あんまり変わんないかもねえ。ふふ」
「…………」
売春という言葉に、私は心底から凍り付いた。
そういうことをさせられるのではないかとずっと恐れていたことが、やはりレディースでは行われていたのだ。となると、一番の下っ端である私は当然のごとく……。
「春香もそのうち、売春で頑張って上納金を納めなきゃねえ」
夏姫が楽しそうな声で言った。
私の顔から血の気が引いていく。
「そんなに心配そうな顔をしなくてもいいよ。お前は可愛い顔してるから、幹部に気に入られるかも知れないからね。そうなれば売春なんかしなくてもいいし、下っ端じゃなくなるし、そうやって全裸でいなくても良くなるよ」
「あ、は、はい……」
年下の中学生に可愛いと言われてホッとしている私がいた。
情けないけれど、幹部とやらに気に入られれば娼婦に身を落とさなくても済むのなら、私はいくらでも媚びを売るだろう。
「幹部は四人いて、私と特攻隊長も含まれているから……あはは、あと二人しかいないねえ。その二人は、最近、他のレディースとの対外交渉で忙しく動き回ってるから、春香はまだ会ったことないよね。特攻隊長はあんな感じで、春香みたいな真面目な奴が嫌いだから、拾い上げてもらうのは無理だよ。ま、精々がんばってね、春香」
「はい……」
まだ顔も見たことのない幹部二人に取り入るにはどうすればいいのか、今はまったく分からない。とりあえず情報が必要だ。さしあたり、バレー部三人組みに詳しく話を聞くのが得策だろうか。夏姫がどっか行ってくれてからの話ではあるが……。
……いや、まだ夏姫とは話さなくてはいけないことがある。
「その、な、夏姫さん……」
高校生である私が、中学生の夏姫に「さん」付けをするのは随分と違和感がある。
しかし夏姫の方は違うようで、「ん? なに?」と自然な様子で聞き返してきた。
「えっと……。その……私……、夏姫さんに助けてもらえたらと思って……。夏姫さんのお気に入りになりたいです……」
夏姫はポカンとして私を見つめた後、お腹を抱えて笑い出した。
「あはっ、あははははっ! そう来るぅ!? 確かにダメ元で言ってみるのもありだけどさあ、お前をレディースに引き摺り込んだ私にそんなこと言うなんて、普通そんな発想しねえよぉ? 面白いねえ、お前! あはははは!」
予想外に大受けしている……。これは、意外にいけるかもしれない。
私はその場で膝を着いて、冷えたコンクリートの地面に正座した。さらに両手を前に着き、頭を下げる。土下座の格好だ。
「お願いします、夏姫さん。舎弟にしてください」
もう中学生がどうとか言ってる場合ではない。他の二人の幹部がどんな性格か分からない以上、このチャンスは絶対にモノにするべきだ。恥を忍んで額を冷たいコンクリートに擦り付ける。
「お願いしますっ!」
「……ふうん。本気なんだぁ。でも心の中では、私のこと、憎んでも憎みきれないんじゃないの?」
「そんなことありませんっ。夏姫さんは、可愛く……あ、いえ、美しくて素敵です!」
「あはっ。いいよ、可愛いって言っても。悪い気はしないしね」
「は、はい。本当にすごく可愛くて、素敵だと思います!」
「ふふふ。お前も可愛いよね。うんうん、いいよお前」
「あ、じゃ、じゃあ……」
これで売春婦にならずに済むと、私は安堵の表情を浮かべながら顔を上げた。
「まだ決めたわけじゃあないよ。そうねえ、ちょっと試験してみようか。……お前、私のこと好きなんだろ?」
「は、はい。好きですっ」
「なら当然、私のオマンコはもちろん、お尻の穴だって舐められるよねえ?」
「え……あ、はい。で、出来ます。いえ、舐めさせてください!」
私はもう一度頭を下げて地面に額を着けた。
いくら顔が可愛いといっても、女のアソコを舐めるなんて嫌でたまらない。ましてやそれが、憎悪すべき夏姫であるのなら尚更だ。しかしそれでも、見ず知らずの男のペニスを咥えるよりは遥かにマシな行為ではある。
「お願いします、舐めさせてください!」
私は声を嗄らして懇願した。
前のページ(第四話・新人の挨拶)
次のページ(第六話・恥辱の芸)
レディースリンチ(目次)
メニュー
官能小説一覧
Copyright(C) 空想地帯 All Rights Reserved.