第二十四話・レディース制圧その2

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 遠くからバイクの排気音が聞こえてきた。まだとても小さな音だから誰も注目していない。ただし、私と秋穂さん以外は。だんだん近付いてくる轟音を耳にしていると、ついにこの時がやってきたのだという実感が湧いてくる。指が小さく震えているのに気付き、私は心の中で落ち着けと自分に言い聞かせた。
 廃工場の中にもバイクの音が響くようになると、さすがに他のみんなも気付き始める。
「誰かしらね……?」
 秋穂さんやその他幹部と話をしていた総長の冬子さんが、流麗な眉を軽く上げながら小首を傾げる。これから自分がリンチに掛けられた上に輪姦されることなんて想像もしていないことだろう。あんな美人が男達に犯されるところなんて、それこそ私には想像出来ないのだけれど。
 男達は廃工場の真ん前でバイクを吹かしているようで、うるさいくらいに音が中に響いてきていた。入り口に鍵が掛かっているので男達は扉が開くのを待っているのだ。いつも必ず施錠しているわけではないが、今日は運悪く誰かが鍵をしてしまったのだろう。南京錠を持ち込んでレディースが自前で作った鍵なので、力尽くでも開けられないことはないだろうけど……。
「ここが私達の溜まり場と知らない余所者が流れてきたのではないでしょうか。私がちょっと行って追い返してきます」
 秋穂さんはそう言って総長に笑いかけながら入り口に向かった。幹部の秋穂さんが自ら行くことはないのだけど、自然に動き出したので止める者は誰もいない。さすがに落ち着いている。奴隷としてレディースに引っ張り込まれたといっても、やっぱり幹部にまで成り上がるだけあって、私とは精神的な強さがまるで違う。比較にならないくらいだ。ほとんど横で見ているだけなのに緊張している自分がなんだか情けなくなってきた。
 私なんかが心配する必要もなく、秋穂さんならば成功を収めてみせるだろう。
「ちょっと、なんなのっ、やめてっ……!」
 入り口の方から秋穂さんの焦った声がした。いや、もちろんただの演技なんだけど。暴走族達が勝手に入ってこようとするという設定だ。
 十秒近くに及ぶ押し問答の末、男達は秋穂さんを振り払って中に入ってきた。裏口は封鎖されているし、逃げ場はないこの状況。もはやあんな小芝居は別に必要ないような気もするが、これには秋穂さんの慎重の上にも慎重を期す性格が表れていた。
 男対女といっても、レディース側は三十人近くいるのだ。乱闘経験のあるまともな戦闘員は十人といったところだが、それでも男五人の倍はいる。非戦闘員の二十人も無視していいわけでもないし。裏口は封鎖されていても、正面の入り口の鍵なんて内側からはすぐに開けられる。放置なんてしていたら逃げられてしまうだろう。それはマズイ。秋穂さんは奴隷階級のメンバーには手を出さないつもりではあるが、だからといってこの場からいなくなられては困るのだ。どんなアクシデントに繋がるか分からない。それに、非戦闘員と言っても別に奴隷ばかりではない。まったく喧嘩をしたことがないのに偉そうにしているメンバーだっている。そういうのは言うまでもなく秋穂さんの粛正リストに載っている。具体的にはたとえば夏姫とか。
 男達は、奇襲を掛けやすいように、そこらで適当に群れているレディースに近付いていった。
 入り口から少しだけ離れたところに一つ。真ん中の辺りに二つ。奥の方にも二つ。それぞれ何人かで固まって雑談していたグループ五つに、男が一人ずつ担当する形だ。
 暴走族の総長は冬子さんに薄ら笑いを向けた。
「久しぶりじゃねえかよ、冬子よぉ。お前がいっつも俺達の誘いを無視するから、こっちから来ちまったぜ」
「…………」
 無表情ながら溜息をつく冬子さん。どうも演技ではなく、本当に総長は日頃から冬子さんに言い寄っているようだった。彼が秋穂さんの提案に乗ったのは、単に冬子さんを犯したかったからだったりして……。冬子さんほど綺麗な女の人なんてそうはいないだろうし、いたとしても総長のような身体が無駄に大きいだけの不細工男では相手にされないだろう。ひょっとして、だからこそなのだろうか? レイプでしか手に入らないから、レイプする。そんな単純な思考なんて普通の人は無縁だけど、この男達なら充分にありうる。
「おいおいー、今も無視かぁ? そりゃあイキナリ来たのは悪かったけどよぉ、無視することはないんじゃないかぁ?」
 冬子さんの座っているソファに総長が無遠慮に腰を下ろす。冬子さんのすぐ隣だ。まるで自分の女でも扱うかのように彼は冬子さんの肩を抱き寄せた。自然、冬子さんの上半身が総長に向かって傾く。
「触らないで」
 いつもの感情を表さない顔と声で、冬子さんは男の手を払い除けた。スッと姿勢を直して、埃でも払うかのように触れられていた肩をはたく。
「…………」
 暴走族の総長としてのプライドが彼をいつ爆発させるのか、周りのレディースはヒヤヒヤしながら見守っていた。心配すべきはそんなことではないのだけど、彼女達にそれが分かるはずもない。総長は拒絶されるのを承知の上でこんなことをしているのだ。馴れ馴れしい態度を装って冬子さんの隣に居座ることに成功した総長は、今にも本性を剥き出しにして暴れ始めるだろう。それは計画していたことであり、別に冬子さんに冷たくされたからとかそんな理由などでは決してない。……多分。
 しかしどうだろう。もし、冬子さんを犯したいが総長は故にクーデター計画に協力しているというさっきの私の考えが正しかったとしたら、実は私と秋穂さんはもの凄いピンチだったのかも知れない。冬子さんが気紛れを起こして総長のことを邪険にしなかったら、脈があると勘違いした総長が秋穂さんのことを切り捨てに掛かったりとか。暴走族の総長といえども、気に入った女の子はレイプして従わせるより恋人として付き合う方が良いだろう。冬子さんがそう簡単に靡くとは思えないけれど、クーデター計画を暴露して恩を売ろうとか総長が考えたりしていた可能性はなくもない。まあそれも無駄なことであると、冬子さんの冷たい態度によって総長も分かっただろう。本当に彼がそんなことを企んでいたのかは私には知るよしもないことなんだけど。
「あー、そっかそっか。そういうことね。はいはい。俺には触られるだけでも虫酸が走ると、お前はそう言いたいわけだな?」
 総長の不機嫌そうな声。
 周囲に緊張が走る。
「…………」
 それでも冬子さんは彼に応じることはない。よほど嫌いらしい。
 総長と冬子さんの間に沈黙が訪れる中、廃工場のあちこちで揉め事が起き始める。他の男達も総長と同じようにレディースの幹部に言い寄っているのだ。標的は乱闘の際に主力となるであろう実力者達。
「何のつもり……?」
 さすがに不穏な空気に気付いたらしく、冬子さんは端正な顔を険しくして総長を睨んだ。
「あ? 何言ってんだ? 俺らはお前らとスキンシップしに来ただけだっつの。おいおい、何だ? そんなに俺らとは付き合いたくねえってのか? ふざけんなって。先代の総長も先々代の総長も俺らとは仲良くやるように言ってただろ? それを何だお前? 女の一人も寄こさねえで、そっちこそどういうつもりだ? なんで肉便器を送ってこねえ? 先代までは俺らの性処理係を供給してきたくせによ。いい加減にしとけって。俺らのアジトに寄越すのは嫌だっつーからこっちから出向いてやったんじゃねえか。今までのツケが溜まってんだ。当然、今日はお前が相手するんだよな? よし、んじゃあ面倒なのは無しだ。今すぐここで股を開けよ」
「帰って」
 長々と続いた総長の言葉を、冬子さんはたった一言で切って捨てた。
「へー……」
 小さく何度も頷く総長。再び口を開いた時に出てきたのは怒声だった。
「股ぁ開けっつってんだろうが!」
 廃工場内に響き渡るような大声。彼とは十メートルほど距離があるというのに、私は飛び上がりそうなほど驚いてしまった。間近で怒鳴り声を浴びせ掛けられた冬子さんが、私と同じように驚いたかどうかは分からない。冬子さんは顔を俯けて呻き声を漏らしていたのだ。怒号を上げると同時に総長は冬子さんのお腹に拳を打ち込んでいた。
 それを合図にして他の男達も目の前のレディースにボディーブローを叩き込む。殴られた人の呻き声とその周りにいる人の悲鳴があちらこちらで上がる。
 男達は何度も何度もお腹を殴り続けた。相手が倒れそうになると髪を掴んで無理やり立たせて、さらに殴る。通常、ちょっと殴ったくらいじゃ人は気絶なんてしない。だから男達は繰り返し殴る。相手が立ち上がれなくなるくらい、戦闘不能になるまで殴る。
 周りのレディースは突然の出来事に動揺するばかりで、止めに入ろうとする様子はなかった。頭の中が真っ白になっているのだろう。彼女達が恐慌状態から脱するまでにあと数秒は必要なはずだ。その間に主な幹部は足腰立たなくなるまでお腹を殴られるだろう
 呆然としているレディースの中には何人もの戦闘員が含まれているが、まったく動けずにいた。乱闘の経験があるといっても、彼女達の場合、先陣を切って仕掛けたり自分の判断で手下を動かしたりしたことはない。そういうことをするのは、いま男達に殴られている主要メンバーがすることである。もしそれに値する能力を有している者がいたら、殴られている側にいるはずなのだ。下士官にもなれない雑兵。それが呆気に取られているだけの戦闘員である。
 けれども、それはさすがに数秒の話だ。長く見積もっても五秒といったところか。どんな馬鹿でもそれだけの時間があれば、どうにかこうにか動くことは出来る。状況が掴めないながらも、とにかく割って入らなければならいのだと分かるだろう。
 まあ、その時にはすでに決着はついているのだけど。数の差が無くなっているのだから。五秒の間に死ぬほどお腹を殴られて、レディース側の幹部は地に沈む。そうなると残りの戦闘員なんて五人かそこらしかいない。男達と大して数に違いがない。これでは勝てるはずがないのだ。
「おらああぁっ!」
 これまでの恨み辛みやこれからのレイプへの期待やらなにやら、総長はあらゆる感情を冬子さんにぶつけているようだった。逞しい腕が繰り出す強烈な突き。確か彼は空手か何かの武道をやっていたらしいが、そういうのにありそうなビシッとした型なんて微塵も感じられなかった。ただただ力任せに拳が叩き付けられ、冬子さんのお腹にめり込む。
「うぐっ……ぐえぇっ……」
 冬子さんの綺麗な顔が、殴られるたびに醜く歪む。透き通るような肌に深い皺が寄っている。どれだけ美人だからと言っても苦悶している顔まで美しいというわけではないようだった。総長は二発目からは片手で殴りながら、もう片方の手で冬子さんの髪を引っ張り上げていて、そのおかげで冬子さんの顔が私にもよく見える。
 男達が殴り続けた数秒間はとても長く感じた。見ているだけの私ですらそうなのだがら、実際に殴られている人達は尚更だろう。地獄の数秒間だったはずだ。あるいは途中から意識を失っていた人もいたかも知れないけれど、それが救いになるというわけではない……。
 彼らが腕の動きを止めて髪を離すと、殴られていたレディース達はその場に崩れ落ちた。冬子さんも同様だ。剣道有段者の実力を発揮することは一切なく、無抵抗のままソファからずれ落ちる。
 私はふと秋穂さんに顔を向けた。秋穂さんは、入り口の扉に背を預けながら腕を組んで立っていた。唇の端がほんの僅かに吊り上がっている。長年の悲願が叶って満足そうだ。
 もはやクーデターの成功は疑いようがないだろう。気絶しているのか動けなくなっているだけなのかは知らないけれど、冬子さんや主要幹部が地に伏しているのだから、勝負は付いたも同然だ。
 男達は次に周りのレディースを襲い始めた。幹部を倒され困惑したまま為す術もなく次々と殴打されていく女達。恐怖に染まった悲鳴が廃工場内にこだまする。
「ん、んん……んぅ……」
 悲鳴が耳障りだったのか、私の膝の上で呑気に寝ていた夏姫がようやく目を覚ました。
「……なんなの?」
 寝惚け眼を擦りながら面倒そうに身体を起こして、キョロキョロと辺りに視線を走らせる夏姫。暴れている男達を見て彼女は色を失った。蒼褪めた顔を私に向けてくる。
「な、なに、これ? どうなってるの?」
「…………」
 何て答えたら良いか分からず私は目を逸らした。あなたはこれから彼らに犯された上にレディース内でも奴隷として扱われるようになるんですよなんて、さすがにそんなことを言うのは気が引ける。
「あ……」
 半開きになっていた夏姫の口から掠れた声が漏れた。どうやら男の一人と目が合ってしまったらしい。
「おう、夏姫。いつ以来だ? お前が俺の誘いを断って以来かぁ? あの時は好き放題に言ってくれたよなあ? 女にフラれたのなんてあれ一度キリだ。お前の姉ちゃんがいなけりゃその場でボコボコにしてたんだがなぁ。今は冬子に遠慮する必要もねえし、あの時の礼をしてやる。ちっと付き合ってもらうぞ」
 男が大股で近付いてくる。他のレディースは皆もう既に痛め付けられてしまったようだった。立っているのは奴隷として無理にレディースに入れられた人達のみ。
 私が気付かないうちに反撃を試みようとでもして失敗したのか、冬子さんは再び総長から殴る蹴るの暴行を受けていた。地面に横たわっている冬子さんに、怒り心頭の総長がなにやら怒鳴りながら蹴りを入れている。そのたびに冬子さんは小さくない呻き声を上げる。
「あ、あぁ……」
 頼みの綱の冬子さんが一方的にやられている姿を見て、夏姫は私に抱き付いてきた。彼女の身体は小刻みに震えていた。
「お前もああなりたくなかったら、どうすればいいか分かるよなぁ?」
 男は得意げに言って、私と夏姫の座っているソファの真ん前に立った。
「ひぃいい……っ」
 か細い声を零しながらギュッと私にしがみ付く夏姫。ひどい怯えようだ。
 そういえば夏姫は処女だったなと私は頭の片隅で思った。
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