第二十三話・レディース制圧

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 私がレディースに入れられてからもう一ヶ月近くになるが、今日ほど緊張した日はない。最初の頃は余計なことを考える余裕がなかったというのもあるけれど、それにしたって心臓が破裂するんじゃないかと思えるほどドキドキしていた記憶はない。なにしろ今日はクーデター決行日なのだ。
 クーデター。力による権力奪取。それも、外部勢力の暴走族を巻き込んでの抗争。私自身が何かをするわけではないが、それでも緊張しないはずはない。
 レディースの世界では男の力を借りるのは禁じ手らしい。それはそうだろう。女の集まりであるレディースに男が手を出しては反則みたいなものだ。腕力に差がありすぎる。だから男を使うのは無しにしようという暗黙の了解がある。レディース同士の間には。でもそんなの、秋穂さんには関係のないことだ。無理矢理この世界に引きずり込まれた秋穂さんが、そんな不文律を守る義理なんてあるはずはない。それを破ることに何らの抵抗もないだろう。同じような境遇にある私も、もちろんそう思う。
 私が不安なのはちゃんと上手くいくかというその一点だった。秋穂さんを信頼していないわけではないけど、彼女にはどこか底知れないところがあるので、あまり盲信するのは危険なような気がする……。
 まあ、どのみち今さら後には引けないのだけれど。あと数時間。レディースの構成員のほとんどが集まる今日の会合で、クーデターは実行に移される。

 溜まり場になっている廃工場にレディースが集合してから二時間ほどが経った。会議っぽい話し合いは五分かそこらで終わり、あとは適当にバラけて雑談しているような感じ。
 私はソファで夏姫に膝枕をしていた。私が膝を貸す側で、夏姫が寝る側。本当に寝入ってしまっているようで、夏姫はずっと静かな寝息を立てている。
「…………」
 秋穂さんは他の幹部と話をしていて近寄れないし、私の話し相手なんて他にはいないし、特にすることがなかったので私はジッと夏姫の寝顔を見下ろしていた。
 こうして見ていると可愛らしい女子中学生でしかないのだけど、夏姫が私を地獄に叩き込んだことは事実だ。これから彼女が暴走族にどんな目に遭わされるとしても、同情する必要は微塵もない。
 だというのに、どうにも私は落ち着かなかった。クーデターの成否の心配だけじゃなく、何かこう、戸惑いみたいなものが込み上げてくる。子供っぽい夏姫の顔が保護欲をそそるというか……。あの乱暴そうな男達にこんな美少女を引き渡しても良いのだろうかなどと考えてしまう。
 彼女に対する恨みは当然のことながら消えていない。ついさっきも、自分のしたことを忘れて私に懐いてくる夏姫の無神経さに私は苛立っていた。膝の上に乗っている夏姫の頭を突き飛ばしたいくらいだ。でも、実際にそんなことをする気はない。夏姫が怒ってしまうからという理由が一番ではあるけれど、レディースの上下関係が破綻した後になっても、たぶん私の気持ちは変わらないだろう。なんとなくそれが分かる。きっとこれはあれだ。こういうのを情が移ったと言うのだろう。過去の経緯がどんなものでも、可愛らしい少女に懐かれて何とも思わない方がおかしい。不快に思っていても、苛立ちを感じていても、やはりどこかで心を許してしまっていたのだ、私は。
 もっとも、夏姫を助けるつもりはないんだけど。
 一応、助けようと思えばまだ物理的には可能だろうか。暴走族強襲時の逃げ場を無くすため、私は秋穂さんから非常口の封鎖を頼まれている。だから裏口はこの手で鎖を掛けて通行止めにしてある。自分でやったことなので、外そうと思えばすぐに出来る。夏姫をこっそりと裏から逃がそうと思えば出来ないこともないだろう。
 ……まあ、そんなことをしたら秋穂さんに見付かるのは目に見えているとは思うが。その場で止めるだなんて不自然なことは秋穂さんも出来ないだろうから、脱出させること自体は成功するかも知れない。しかし秋穂さんの意に反することをしたら、今度は私の身が危うくなる。本気で怒った時の秋穂さんの恐ろしさは、いつかのレディースイジメで思い知っている。いくらなんでも、命を懸けてまで夏姫を救うつもりはない。物理的には可能でも、とてもではないが現実的な選択とは言えない。
 感傷に浸るくらいの情は湧いても、彼女のために行動を起こすほどの気持ちはない。要するにそういうことだろう。男達に犯される夏姫を哀れみながらも、私はただ傍観するのだ。何とも酷い奴だと自分でも思うが、夏姫に文句を言われる筋合いはない。間違いなくない。一片の欠片もありはしない。私がレディースに入るきっかけは言うに及ばず、このクーデターには私や秋穂さんも相応のリスクを負っている。もし失敗に終われば本当に命を失いかねない。暴力を是とするこの世界において、これはお互いの首を賭けた正当な勝負なのだ。男の手を借りた上に不意打ちを仕掛けるのだから、卑怯者と罵倒されるだろうけれど、そんなことは私や秋穂さんの知ったことじゃない。
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