第十四話・クーデター計画

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 真っ暗な空に白みが掛かり始めた早朝の時間帯。廃工場で酒盛りをしていたレディース達が解散すると、私は真っ先に秋穂さんの後を追った。
 路地裏で彼女が他に誰も連れていないのを確認し、思い切って声を掛ける。
「秋穂さん、お話があります」
「なにかしら?」
 まるで最初から私に声を掛けられるのを予期していたかのように、秋穂さんは自然な動作でこちらを振り返った。彼女の黒髪のショートカットがハラリと揺れる。
 さっきまで廃工場では意味も無く宴会が開かれていたが、秋穂さんだけは一滴のお酒も飲むことなく全くの素面だった。
 私は夏姫に半ば無理やり飲まされたので、身体がポウッと熱くなって頬が紅潮していた。出来れば日を改めたいけれど、秋穂さんと二人きりで話が出来るチャンスを逃す手はない。
「あの、私、秋穂さんの下に付きたいです」
 私は単刀直入に切り出した。
 秋穂さん相手にあまり駆け引きをしても意味がないだろう。幹部と渡り合っている秋穂さんの方が数枚上手に違いない。
 だから、私としては率直に想いを伝えるだけだ。
「貴女は夏姫のお気に入りじゃないのかしら?」
 秋穂さんがいつもの微笑を湛えながら聞いてきた。
 彼女がいくら奴隷に優しくとも、頼ってきた相手に無分別に救いの手を差し伸べることは出来ない。そんなことをすれば全ての奴隷を救わなくてはならないし、それはレディースそのものを敵に回す行為に等しい。階級制度が支配するレディースは、最下層に位置する奴隷がいなくなったら組織として維持できなくなってしまうのだ。
 それでも秋穂さんに拾ってもらうには、私が彼女にとって少なからず有益な存在だと証明しなくてはならなかった。
「確かに夏姫さんは私のことを気に入っているようですけれど、私からすれば、私をこの世界に引き摺り込んだ憎き敵でしかありません」
「ふふ、意外に言うわね。でも、いいの? 私にそんなことを言って」
「はい。秋穂さんの元に付きたいと話を持ち掛けた時点で、それが夏姫さんの知るところとなれば逆鱗に触れることは間違いありませんから。どうせ危ない橋を渡るのなら、私の気持ちを秋穂さんに知って欲しいと思いました」
「私が夏姫に告げ口をしたらどうするのかしら?」
「秋穂さんがそんなことをするような人だとは思えません」
 私はキッパリと言った。
 実際には本気でそう思っているわけでない。秋穂さんと夏姫は仲が悪いのだから、直接話が洩れることなんてそうないだろうと、そういう計算があってのことだ。けれどそんな考えなんて表には出さず、私はあくまでも秋穂さんを信頼しているということにした。
 私の内心なんて見透かされている可能性が高いが、今後も忠誠の態度を崩さないという意思表示のようなものだ。
「へぇ……」
 秋穂さんは私の顔を観察するようにジッと見つめてきた。
 とりあえず、彼女の興味を引くことには成功したようだ。
「貴女の信頼は有り難く受け取っておくけれど、私は別に、直属の部下なんて今以上に必要とはしていないわ。少数精鋭で小回りが利くほうが色々と暗躍しやすいしね」
「それは、分かっています。でも、私もその少数精鋭の一員として秋穂さんの力になれると思います」
 私の予想が正しければ、秋穂さんは戦力を欲しているはずだ。
 単なる腕力ではない、組織運営における戦力を。
「私の力になれると言うけれど、春香さんは何か格闘技でもやっていたのかしら?」
「いえ、何も。運動神経は悪くないですけれど、殴り合いのケンカなんてしたことはないです。けれど、そんなこと問題ではないでしょう。秋穂さんが胸に秘めている『計画』の下準備には、優秀な参謀が必要ではないですか?」
 いきなり核心に踏み込んだというのに、秋穂さんの表情に動揺が浮かぶことはなかった。
 正直言って、秋穂さんの胸の中に『計画』があることに確信がある訳ではないので、私の方が少し動揺してしまった。
 顔に出ていなければいいのだけど……。
「……私が胸に秘めている『計画』って?」
 秋穂さんは微笑みを絶やさないままに聞いてきた。
 お上品な彼女の顔を見ていると、まさか本当に何のことか分からないのだろうかとすら思えてくる。
 私は必死にそんな悲観的な考えを振り払い、努めて自信ありげな態度を装った。ハッタリくらい出来ますよということを示す意味もある。虚勢もひとつの能力だ。
「クーデター計画です」
 私が短く言うと、さすがに秋穂さんの眉がピクリと反応した。もっとも、見様によってはただ疑問が形になって表れただけと言えなくもない。
 私はなるべく気にしないようにして、抑揚のない口調で言葉を続けた。
「他の幹部三人、総長と特攻隊長と夏姫。彼女達を追い落として、秋穂さんが総長の座に就く。そのための、クーデター計画です」
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