第五話・アンジェ虜囚

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 薄暗い地下室に身体を横たえた状態でアンジェリカは目を覚ました。
 地下室は、10歩ほどで壁から壁へと行きついてしまいそうなほど狭かった。地上へと繋がっているであろう階段以外、何も見当たらない。
 アンジェリカは反射的に起き上がろうとしたが、うまくいかなかった。気を失っていたためか思考が鈍い。後ろ手に縛られていることを自覚するのにも数秒を要した。
「う……」
 意識してみると、両手首の縄はかなりきつく縛られていることが分かった。最初に気付かなかったのが不思議なくらいだ。締め付けられている手首は痛いし、指先の感覚は無くなりかけている。苦痛だった。なんとか外せないものかと両手に力を入れても、縄の擦れる小さな音が鳴るだけで、全く動かない。とても自力で外せそうにはなかった。
 地面は冷たく硬い土だった。身体の右側面が接しているせいで、体温が奪われていくのを如実に感じる。王族仕様の豪華な衣服は着用したままだったが、それでも肌寒かった。
 地下には窓がなく、そのせいで昼夜の判断をすることはできないものの、おそらく今は昼間だろうとアンジェリカは考えた。春に入ったばかりのこの時期、夜ならばもっと寒くなっているはずだ。もしこうして冷たい土に触れたまま夜を迎えたら、忍耐力を試されるほどの寒さに晒されることになるだろう。それがどれほど辛いことなのか、王室育ちのアンジェリカにはあまり想像できなかった。
「クルル……」
 アンジェリカは親友の姿を探し求め、地面に転がったまま首を動かして地下室を見回したが、人の姿を目にすることはできなかった。
 けれど、とアンジェリカは思う。自分の意識が途切れる直前、当て身を食らって崩れ落ちていくクルルを見た。だから殺されてはいないはず。
 はなはだ心許ない根拠ではあったが、それに縋り付くしかなかった。
 アンジェリカは衣服を見直した。着衣の乱れはあまり見られない。袖が捲れたり襟が崩れたりしているが、無造作に運ばれてきたとしたらこんなものだろう。どうやら、ここまで拉致されてきて、すぐに地下に放り込まれ、それっきり放置されているらしい。
「…………」
 アンジェリカは身体が芯から冷えるのを感じた。なにも地面が冷たいせいばかりではなかった。全身に浸透する寒気は、あの少女が自分をどう扱うつもりなのか、おおよそのところ見当がついてしまったためでもあった。
「く、う」
 不自由な身体を強引に動かし、なんとか上体を起こす。アンジェリカはそのまま石壁に背を預けた。立ち上がっても仕方がないので、無駄に体力を消耗しないよう、そのまま座り込んで大人しくしていることにする。
「……クルル」
 アンジェリカはもういちど親友の名を口にした。

 しばらくしてから、階段を上がった先にある扉が開いた。上の世界へ唯一通じる道から、小柄な少女が下りてくる。単身でアンジェリカの本陣に乗り込んできたあの少女だった。
 襲撃時と同様、少女は何の感情も持っていないかのように表情のまま、アンジェリカの目前に立った。地面に腰を下ろしているアンジェリカは、自然と少女から見下ろされる形となる。
 少女は小さな声で言った。
「気分はどうかしら、お姫様」
「悪くはありませんわ」
 アンジェリカは即答した。どう話し掛けられても毅然として答えようとあらかじめ心に決めていたのだった。舐められてたまるか、という意地がそうさせた。
 おそらく、目の前の少女は、囚われのお姫様が命乞いしてくるのを期待していただろう。王族を跪かせて悦に入りたいと思っていたに違いないのだ。そんな思惑にこちらから乗ってなどやるものか。
 アンジェリカは言った。
「多少強引なお誘いではありましたが、このような場にお呼びいただき恐縮ですわ。できれば付き人と喜びを分かち合いたいのですが、残念ながらここにはいないようですわね」
「あなたの傍らにいた娘なら、正規の軍人ではないみたいだったから、殺さないでおいてあげたわ。捕虜のあなたには関係のないことだけど」
「あら、そうですの」
 何気なく言いながらもアンジェリカは心底から安堵していた。やはりクルルは死んでおらず、少女の口振りからすると拉致もされていないらしい。
「ところで」アンジェリカは少女に問いかけた。「あなたのお名前は?」
 質問自体にさほどの意味はなかった。話の取っ掛かりとして聞いてみただけのことだ。そんなことを聞いてどうするの、とでも言われるだろうとアンジェリカは思っていたし、別にそれでも構わなかったのだが、少女は逡巡することもなくあっさりと答えた。
「シェリスよ。お姫様と違って家名なんていう立派なものはないけれど」
「……シェリス? ふぅん。良い名前ですわね」
「あなたほどではないわ、アンジェリカ=アールストレイム。家名を持っている高貴なお方をこんなところにお引き留めして申し訳ないけれど」
「いえいえ御謙遜を。とても快適なお部屋ではありませんか。おかげでぐっすりと眠れましたわ。すこやかな朝ですこと」
「もうすぐ夕方よ」
「まあ、そうですの?」拘束されている手首に力を入れてアンジェリカは縄を軋ませた。「ご覧の通り、睡眠には最高の環境ですから、一晩は寝入っていたのだと思っていましたわ。わたくし、さきほど目が覚めたところですの」
「へえ。ひょっとしてあれかしら? 王族ともなると睡眠時間なんてあまり必要ないとか?」
 抑揚のない声だったが、シェリスは思ったよりも舌が動くようだった。アンジェリカは意外な念を抱いたが、それを表には出さなかった。
「おかしなことを仰らないでくださいな、シェリス。そんなわけないでしょう? 王族だろうと平民だろうと、睡眠は等しく必要に決まっていますわ。いくら王族に縁がないからといっても、田舎者の無知にしては度が過ぎていませんこと?」
「とすると、王族でも夜になれば平民と同じように床に入るわけね」
「なにが言いたいのです?」
「大したことじゃないわ。特権階級にいる王族や貴族と、搾取されるだけの平民。両者の間にある、人としての違いとは何なのか、常々疑問に思っていたの。いい機会だからお姫様に聞いておこうかと思っただけよ」
「もっとはっきりと仰ったらいかが? 同じ人間のくせにお前らばっかり良い思いをしてんじゃねえよ、と、そう仰りたいのでしょう?」
「まあ、有り体にいえばそうね」
 少女はわずかに唇を歪めた。苦笑しているつもりらしかったが、表情の変化は些細なものなので、あまりそうは見えなかった。
 アンジェリカはさらに挑発の言葉を発する。
「それで? まさか、自分たちが盗賊に身を堕としたのも、そのせいだと考えていらっしゃるの? だとしたらわたくしは貴方を軽蔑しますわよ? 自分の悪事を他人のせいにするだなんて、血筋による特権を貪ることなんかよりも、よほど恥ずべきことでしょうに」
「別に盗賊稼業を正当化するつもりはないわ。そう先走って深読みしないで」
「それならいいのですけれど。だったら、あなたのお仲間が死んだことでわたくしを恨むのは筋違いだということも、当然 分かっていますわね?」
「ええ。あなたはただ公務を遂行しただけ。討伐を決定したのもお姫様ではなく、もっと上の連中のはず。現場の中間管理職に文句を言っても仕方がないわ。あなたに恨みはない。だからそう怯えることもないのよ」
「誰が怯えているですって?」
 アンジェリカはシェリスを睨んだ。
 シェリスはその視線を気にすることなく受け流す。
「でもね、お姫様。それなりの報復は受けてもらうわ。お姫様だって、さすがにあれだけたくさん殺しておいて、全く何の危害も加えられないだとか、そんな虫のいいことを考えてはいないでしょう?」
「さっきと言っていることが違うのでは?」
「そう、千人隊長ごときに攻略目標を定める権限はない。でも責任はなくとも罪はある。あなたがその手で指揮をして私の仲間を殺したのは事実。そうでしょう?」
「責任はなくとも罪はある? 戯言を」アンジェリカは吐き捨てるように言った。「所詮は盗賊ですわね。そんなものが言い訳になるとお思い? ようするに、理屈よりも感情を優先しているだけではありませんか。結局のところ、ただ単純にお仲間の仇を……というより、憂さ晴らしがしたいだけでしょう」
「あまり挑発しない方が身のためだと思うけれど。私が捕虜虐待に罪悪感を覚えるタイプだと踏んで煽っているのなら、見当外れもいいところね。今も、どうやってあなたを泣き叫ばせてやろうかと考えを巡らせているところなのよ」
「…………」
 アンジェリカの喉が僅かに上下した。唾を飲み込んだことを自覚したアンジェリカは、気圧されるな、と心の中で自分に言い聞かせた。虜囚としての弱みを見せるのは自尊心が許さなかった。
「王都がこの事態を知ればすぐに大軍を送り込んできますわよ? アジトに引き篭もっている場合ではないと思いますけれど。早くわたくしを解放なさった方が身の為ですわ」
「また蹴散らすだけのことよ」
「戦闘可能な者がまだ相当数 残っているとでも?」
「いいえ。もうほとんどいないわ。けど、私ひとりが健在なら戦力としては充分よ」
「大した自信ですわね」
「人質交換のための交渉は、私の力を見せ付けた後に、じっくりとすることにするわ」
「はい? 人質交換? わたくしと、わたくしが捕縛した盗賊たちとを?」
「ええ」
「まあ、仲間想いですこと」
「あなたにとっては社会の異分子に過ぎないのかもしれないけれど、私にとっては大切な人たちなのよ。私を拾って育ててくれた恩人だから」
「それはそれは」
 まことに結構なことだわ、とアンジェリカは心から思った。シェリスが王国と交渉するつもりであるのなら、自分が生還できる可能性はまだ残されている。兄オイゲンが交渉に応じることはないだろうが、シェリスが人質交換を模索しているうちは時間が稼げる。その間にクルルが何かしらの手を打つだろう。
「つまり私は大事な人質ということですわね」
「そうかもね」
「であるならば、もう少し丁重に扱った方がよろしいのでは?」
「あまり調子に乗らないで。生きてさえいれば取引材料になるわ。それに……」
 シェリスはその場に膝をつき、アンジェリカの髪を掴んで引き上げた。
「あうっ」
 髪を引っ張られる痛みにアンジェリカは思わず情けない声を上げてしまう。
 ふたりの顔は鼻先で向かい合った。
 シェリスの刺すような視線に、アンジェリカの瞳が揺れた。シェリスは相変わらずの無表情だったが、それゆえに底知れないものを感じるのだった。
 シェリスは、変わり映えのない口調で言った。
「こう見えても私はね、仲間を大勢殺されて、完全にブチ切れているのよ」

 シェリスによってアンジェリカは縄を解かれたが、今度は前に出した手を鎖で縛られることになった。後ろ手に拘束されたままでいるより楽になったとはいえ、アンジェリカは溜息を吐きたい衝動に駆られた。
 抵抗したければいつでもどうぞ、などとシェリスから言われたが、鬼神のような強さを誇る相手に格闘戦を挑むわけにもいかず、黙ってされるがままにしているしかなかった。
 アンジェリカの手首に巻き付けられた鎖は、直接 天井のフックに引っ掛けられた。地下室の天井は低いが、それでも踵を浮かせなければ地面に触れることができなくなった。
 両手を挙げた状態でつま先立ちを強制されているアンジェリカを見て、シェリスは一度だけ小さく頷いた。顔にはあまり表れていないが、想定通りの拘束姿を完成させることができて満足しているらしい。
「とりあえずこんなところね」
「どういうつもりですの?」
「王族の腐りきった性根をこれから叩き直してあげるのよ」
 シェリスはアンジェリカの胸に手を伸ばした。
「んっ」
 衣服越しとはいえ乳房を掴まれ、アンジェリカの口から苦痛の呻きが漏れ出た。
 乱暴に扱われるのは初めてのことだった。王女としてこの世に生を受け、王宮で何不自由なく育ってきたアンジェリカが、他者の暴力に晒される。本来ならば決して有り得ないことだ。軍に入ってからもそれは同じで、上官ですらアンジェリカを王女として丁重に扱ってきた。アンジェリカ姫にとっては当然のことであり、疑問を差し挟む余地のないことのはずだった。
 初めて感じる種類の痛みにアンジェリカの顔が歪む。
「どうしたの? まさかこの程度で泣きが入るというの?」
「み、見くびらないでくださいます? このくらいでわたくしが根を上げるはず、ありませんわ……」
 気丈な態度は崩さないものの、その声はだんだんと力を失っていき、最後には消え入りそうになっていた。
「そう? なら、もっと乱暴にしても大丈夫なのね?」
 シェリスの手に力が込められていく。
「あ、痛っ」
「痛い? これで? まだ軽くしか握っていないのに? 成長途上だから敏感になっているのかしら?」
「…………」
 アンジェリカは唇を噛んで黙り込んだ。シェリスの言う通りだった。
 ベッドの中で密かに自分の身体をまさぐる時は、クリトリスを擦り上げながら胸にも手を伸ばすのだが、乳房を揉む際は、触っているのか触っていないのか分からないくらいの慎重な手付きで行うのが常だった。大袈裟なほど慎み深い繊細な愛撫でなければ、痛みしか感じないのだ。
「ああうっ、痛い、痛いっ!」
 シェリスの揉み込みはそれとは正反対だった。何の遠慮もなく、ただただ苦痛を与えるために乳房を揉み潰してくる。
 シェリスは言った。
「千人隊を率いてはいても、身体はまだ子供なのね」
「わ、私が子供だと仰るのなら、あなたも似たようなものじゃありませんこと?」
「うん?」シェリスの手がもう片方の胸にまで伸びてくる。
「よく聞こえなかったわ。私がなに? もう一度 言ってくれる?」
「んんっ!」
 アンジェリカは鎖を鳴らしながら上半身をくねらせた。両胸を強く握られ、苦痛のあまり、背中が弓形になる。
「や、やめてっ」
「ねえ、そんなことで大丈夫? これからまだまだきつい責めが待っているのよ?」
 胸からシェリスの手が離れる。
 アンジェリカは肩を上下させて荒い呼吸を繰り返した。
「苦しかった? 痛かった? 地面に這い蹲って許しを乞いたいというのなら、鎖を解いてあげてもいいわ」
「…………」
 アンジェリカは顔を俯けてかぶりを振った。黄金色の長髪がさらさらと揺れる。
 本当のところ、今すぐにでも泣き言を吐きたかった。乱暴に扱われることに慣れていないアンジェリカ姫は、シェリスの手によって確実に心を折られつつあった。
 胸を強く握られただけでこの体たらく。自分がどれだけ恵まれた環境で育ってきたかをアンジェリカは痛感させられた。
 悔しかった。しかし恐いものは恐い。シェリスはすぐに胸から手を離したが、もしも彼女にその気があったなら、さらなる地獄を見せることも容易かっただろう。
 拘束されて無防備になっている今の状態では、シェリスがそう思い立ったら最後、彼女の気が済むまで嬲られ続けるしかない。自分の命運を他人の手に握られているという状況を、アンジェリカは今さらながらに実感した。
 目の前に立っている盗賊は次に何をするつもりなのか。全く予測が付かないだけに、不安感が増してくる。
 涙を見せれば少しは手加減をしてくれるんじゃないかという、そんなどうしようもない考えすら頭をかすめる。
 アンジェリカは歯を食いしばって弱気を振り払った。どれだけ痛め付けられたところで、王族の自分が盗賊風情にそんな醜態を演じるわけにはいかない。たとえ生き延びるための演技だとしても許容できるものではない。一時の偽りだと自分に言い聞かせてたところで、盗賊に媚びへつらったりなどしたら、もう二度とアールストレイム王国の第一王女だと名乗ることはできないだろう。ましてや、兄を打倒して王位に就き、百万の民の頂点に立つことなど、認められるはずはない。他の誰が認めたところで、自分が認めない。
 アンジェリカは大きく息を吸い、正面からシェリスを見据えた。
「これくらい、なんともありませんわ。私は何をされても屈したりはしませんの。甘く見ないでくださる?」
「いいわ。なら次の段階に進むだけよ」
 シェリスの手がアンジェリカの胸元に掛かった。衣服を掴んだまま一気にその手が引き下ろされる。
 着衣が裂かれて王女の乳房が露出した。
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