反逆のみくる・後編
(涼宮ハルヒの憂鬱)

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 涼宮ハルヒはベッドの上に仰向けの格好で寝ていた。もう何時間そうしていたか分からない。
 ベッドよりも僅かに高い位置にある机の上。そこに置いてある時計は、ベッドに寝たままだと表面が鏡のように反射して見えてしまう。そのせいで時計の針がどの位置にあるのか判別出来なかった。ハルヒは何度も寝そべったまま時計に視線を送ったが、ベッドの端が移っているガラスを確認することになるだけだった。
 ならば身体を起こして時計を見ればいいのだが、しかしそれは彼女の意思で叶うことではなかった。
 ハルヒの手足はベッドの四隅に向かって大きく広げられていた。拘束による強制力によって、ハルヒは不自由な格好を何時間も強いられているのだった。手首と足首にはそれぞれ縄が掛けれられおり、ベッドの四隅に括り付けられている。起き上がろうと手足に力を込めても、ギシギシと縄の軋む音を鳴らすことにしかならない。
 それでも諦め切れずに起きようとした痕跡がハルヒの手足にあった。手首も足首も赤く擦り切れて薄っすらと血が滲んでいる。自力で縄を解くのは絶対に不可能だと認識するまで、苦痛を堪え必死に手足を動かし続けていたせいだった。全てを諦めてベッドの上でぐったりとしている今も、小さくない痛みが断続的にハルヒを苛んでいる。だがそんなことは今の彼女にとってはどうでもいいことだった。
 早くここから逃げなければ。とても自力で抜け出せるような生易しい拘束ではないけれど、それでもなんとかして逃げなければ。
 彼女の脳裏を支配しているのはその一点だった。後悔なんてしている余裕はない。痛みを訴えてくる手足ごときに構っている暇はないのだ。
 涼宮ハルヒには地獄が待ち構えている。
 その時はすぐそこまで迫っているだろう。
 今が何時なのかは分からないが、こうして部屋に一人で取り残されてから、少なくとも数時間が経っている。あの常軌を逸した鬼畜魔が帰宅してくるまで、ほとんど猶予は残されていないはず。
 ハルヒの全身からは脂汗が噴き出していた。焦燥感によるものだ。
 自分をベッドに縛り付けて悠々と登校していった小さな悪魔は、学校が終わったら真っ直ぐに帰ってくると言っていた。
 確かに言っていた。
 笑顔で。
 誰もが保護欲をそそられるような可愛らしい笑顔で。
 あの顔を思い出しただけで怖気が背筋をゾクゾクと駆け上がってくる。この部屋に一人で残された時は、脱出のチャンスが来たと内心で喜んだものだったが、それは完全に早計だった。
 着々と悪夢の再開が近付いてくる恐怖は、ハルヒの精神をジワジワと追い詰めていた。この数時間、胃を直接握り締められているかと思えるほどの強烈なストレスにずっと襲われ続けていた。
 ハルヒは歯が音を鳴らしそうになるのを必死に抑えていた。本能の赴くままにガタガタと震え出したりしたら、感情が暴走して狂ってしまいそうな気がしていたのだ。
 焦りという感情がこれほど不快で辛いものだとは思わなかった。一瞬ではあるが、もういっそ早く帰ってきて責めを再開して欲しいと、そこまで思ったことがあるくらいだ。あくまで一瞬の気の迷いではあるが、いつ来るのか分からない存在に怯えていることに比べればまだ実際に責められている方がマシであるかのような錯覚がしたのは、もう一度や二度ではない。もちろん、本当に責めが再開されたら、今のこの状態の方がまだ良かったと思うに決まっているのだが……。
 時間が分からないというのが何よりも苦痛だった。天使のような顔をした悪魔は、それが分かっていてわざと時計を見えない位置に置いていったのだろうか。
 ただ見えないだけではない。見えそうで見えないことがハルヒを余計に苦しめる。時計の表面の反射率がもう少し低ければ時間を確認することが出来ていただろう。ほんの少しだけでいいのだ。本当にあとちょっとだけ角度が変われば時計の針が見えそうなのである。だからこそ、懸命に首を伸ばしたり身体を捻ったりしても見えないことに変わりはないというのに、つい何度も試してみなくては気が済まなくなる。
 無駄な努力を自分の意思で続けてしまう疲労感は半端なものではなかった。時計の針が見えない。ただそれだけのことで、枯れ果てたと思っていた涙が溢れてくるほどだった。
 涙はこめかみを伝って耳にまで流れてきた。瞳から零れ出たばかりのためか、妙に温かく感じた。冷え切っている股間とは正反対だった。
 ハルヒの股には大人用の紙オムツが当てられていた。身に着けているものは他には何もない。全裸にオムツという屈辱極まる格好のままハルヒはこの数時間を過ごしてきたのである。
 すでに一度、オムツの中に失禁していた。ベッドの上に放置される直前、一リットルもの牛乳を飲み干すことを強要されていたため、とても我慢し続けることは出来なかった。
 温かな感触が股間を覆ったのは、一人で部屋に取り残されてからすぐのことだ。オムツの中の小水は今やすっかり冷え切っていた。割れ目から尻たぶにまでベタベタと紙オムツが張り付いてくる気持ちの悪い感触が、失禁してからずっと続いている。あまりの情けなさに死んでしまいたいとすら思った。
 ハルヒにはもう一つの問題が浮上していた。
 お漏らしから数時間。ハルヒの膀胱は再び尿意を訴え始めていた。一度意識するとそれは急速に勢い付き、あっという間に我慢出来るかどうかの瀬戸際にまで追い詰められてしまった。
 どうせ漏らしてしまうのなら早い方がいいかも知れない。今ならば、まだ一人なのだ。股間にはすでに小水が溜まっている。それが少しばかり増えたところでどうだというのだろう?
 無駄に我慢を重ねて、もしあの悪魔の眼前で醜態を晒すことになったらどうなる? オムツを外されて股間が剥き出しの時に漏らしてしまい、ビチャビチャと恥ずかしい音を立ててしまったら……。
 きっと身を焼くような恥辱に苛まれることになるだろう。そんなのは耐えられない。だったら、今してしまうべきだ。それもなるべく早く。あの悪魔はいつ帰ってくるか分からないのだ。オムツを外された時にまだ生温かかったりしたら、まず間違いなくそれを揶揄される。出来ればそれも避けたいところだった。
「んっ……」
 ハルヒは意を決して股間から力を抜いた。仰向けに寝ている姿勢での排尿には強い違和感が伴った。
 一度目のお漏らしは、なんとか我慢しようとしても堪えきれずに勝手に出してしまったのだが、今回は違う。自分から尿道を緩めて小便を放出しなければならない。自然と身体が強張ってしまう。
「ん……んぅ……」
 必死になって排尿しようとしても、なかなか尿意が満たされない。
 どうやら、無意識のうちに力が入ってしまっているというだけではないようだった。
 馬鹿みたいな話だが、尿道の緩め方が分からないのだ。今までトイレで普通に出来ていたことが出来ない。それほどまでに寝ている体勢での放尿は難しかった。
 早くしてしまわないといけない。その思いがますます排尿を困難なものにしていく。
「く、うぅ……」
 ハルヒは泣きそうな顔をしながら股間から力を抜こうとしていた。いつ帰宅するか分からない存在に怯えながら尿道口を何度もヒクつかせる。時折り腰をわずかに揺すると紙オムツがカサカサと音を立てた。
 どれくらいそうしていただろうか。額にビッシリと生汗を浮かべるほど気力を消費するに至って、ハルヒは排尿を断念した。このまま続ければいつかは出来るだろうが、地獄の使者はそういつまでも待ってはくれなかった。
 何の前触れもなく、カチリと鍵の外される音が部屋中に響き渡った。それほど大きな音ではなかったが、シンと静まり返っている部屋には充分だった。少なくとも、ハルヒに開錠を知らせ驚かせるくらいには。
「ひっ、いぃっ……!」
 マズイと思った時には遅かった。鍵が外された音を耳にした瞬間、ハルヒの全身がビクリと痙攣して、あれほど緩められなかった尿道が一気に弛緩した。
 今まで我慢していた分、排尿の勢いは強かった。オムツを濡らしていた冷水に、大量の温水が加えられていく。混ざり合った液体は急速にオムツの中を広がっていった。ハルヒは股間に浸透する気色の悪い感覚に身震いしながら、トコトコと室内を歩いて近付いてくるみくるの足音を聞いていた。

「涼宮さん、ただいま帰りましたよー。一人で寂しくなかったですかぁ?」
 ベッドの傍らに立つとみくるは弾むような声を発した。
 ハルヒは震え上がりながらみくるを見上げた。愛らしい微笑みがハルヒの視線を受け止めたが、みくるが上機嫌だからといってハルヒには何の慰めにもならない。この可愛らしい顔でどれほど苛烈なことを行ってきたか……。
 昨夜、処女を散らされた後に待っていた数々の責め。思い出すだけでもハルヒは竦み上がってしまう。顔が腫れ上がるくらいのビンタなど生易しい部類に入る。血が滲むほどムチで打たれた背中や、特大バイブを無理矢理に押し込まれて出血した肛門などは、一日近く経った今でもヒリヒリと痛んでいる。
「そんなに怯えないでくださいよ、涼宮さん。ブルブル震えちゃって。それじゃあまるで、私が初めて文芸部の部室に拉致されてきた時みたいじゃないですか」
「う、うぅ……」
 濡れたオムツの不快感すら忘れてハルヒは口をパクパクと開閉させた。許しを乞いたくても恐ろしさのあまり思うように口を動かせない。
「その調子じゃ、一人でいる時も大声は出してないようですねぇ。もっとも、完全防音のこの部屋では意味のないことですけれど」
「…………」
 みくるの言葉はハルヒの耳に届かなかった。
「どうしたんです? 涼宮さん」
「…………」
 ハルヒの視線は、スカートのポケットに突っ込まれているみくるの右手に注がれていた。
「ああ、これですか? 心配しないでください。特に意味があって手を隠しているわけじゃないです。ただスタンガンを持っているだけですから」
 あっさりと言ってみくるはポケットから手を出した。言葉通り、しっかりとスタンガンが握られていた。
「あ、あ……あぁ……」
 昨日いきなり襲撃された時のことを思い出し、ハルヒはガタガタと震え出した。
「嫌ですねぇ、心配しないでいいって言ってるのに。そんなに怯えられると、意地悪したくなっちゃうじゃないですか」
 みくるはスタンガンをハルヒの下腹部に押し当てた。
「ひぃいっ、いやあぁあっ!」
「慌てないでください。まだスイッチは入れてないですよ。あ、でも今から入れます」
「い、いやっ、嫌あああぁっ!」
 ハルヒは狂ったように身体を暴れさせた。といっても、四肢を縛られているので胴体をくねらせる程度のことしか出来なかった。手首も足首も縄が食い込んでくるが、それほど痛くはない。麻酔でも打たれたかのように現実感のない痛みしかなかった。頭の中は電撃への恐怖心でいっぱいになっており、痛みを正常に感じる余裕など残されていないのだ。
「あは、あはっ。そうやって泣き叫んでいる涼宮さんって、とても虐め甲斐があって好きですよ。……って、ん?」
 みくるはハルヒの下半身に目をやって笑みを深めた。
「おやぁ、随分とオシッコしちゃったみたいですね。少し膨らんでいますよ、オムツ」
 スタンガンがハルヒの下腹部から離れ、代わりにみくるの左手がオムツに触れてきた。
「あ、う」
 オムツの股間部を押されると、内部の小水がオムツ全体に広がった。恥ずかしい感触にハルヒの顔が紅潮する。電撃の恐怖は去ったものの、すぐに身を切るような恥辱に襲われ、ハルヒは涙を溢れさせた。
「ほら、こんなにグッショリしています」
 より辱めるためか、みくるはわざと音を立てるようにしてオムツを揉み込んだ。グチョグチョと恥辱の水音が鳴り、ハルヒの顔がますます赤くなる。
「仕方ないから、スタンガン遊びをする前にオムツを替えてあげましょう」
「い、嫌……」
「え? 嫌なんですか? ずっとこんな汚れたオムツのままでもいいんですか? そのうちオムツの容量を超えてオシッコが溢れてきちゃいますよ?」
「…………」
「まったくもう。ワガママ言わないでくださぁい。本当の赤ちゃんじゃないんですから」
 みくるはベッドに上がると器用にオムツのボタンを外した。
「うあ。オムツがオシッコを吸ってパンパンになってますね。いっぱいお漏らししちゃったんですねぇ。駄目ですよ、涼宮さん。もう高校生なんだから、少しは我慢しましょうね」
「うっ、うくっ……」
 馬鹿にした言い方に屈辱感が込み上げ、ハルヒは嗚咽を漏らし始めた。
「あらあら、また泣いちゃいましたか。ホント、よく泣きますね。やっぱり赤ちゃんみたいですよ」
 みくるは笑いながらオムツを取り外し、濡れタオルでハルヒの股間を拭っていった。
 排泄物の処理をされる情けなさもまたハルヒのプライドを傷付けた。

「はい、これで綺麗になりました。涼宮さんは名残惜しいかも知れませんが、オムツはしばらく無しにしましょう。素っ裸にオムツだけ付けている姿もそれはそれで可愛いですけれど、やっぱりあなたは全裸が一番似合っていますよ。こんなに可愛らしい割れ目がありますからね」
「あうっ」
 陰裂をくすぐられてハルヒは下半身をよじった。
「あ、私の指じゃ不満ですか? そうですか、分かりました。それならこれはどうでしょう?」
 股間から伝わる無機質の感触にハルヒは心臓が止まるかと思った。秘部に何が当たっているのか、確認するまでもなく明らかなことだった。それでも確かめずにはいられない。仰向けの状態から必死に首を伸ばして下半身に視線を送る。
「ひっ……」
 予想通りスタンガンが陰唇に押し付けられている光景を目にして、ハルヒは掠れた声を上げた。
「や、やめ……許し、て、みくるちゃん……」
「駄目です」
 短く言ってみくるはスタンガンのスイッチを入れた。
 その瞬間、ハルヒは股が破裂したかのような衝撃を受けた。目の前に火花が散ったように思えた。もちろん実際には錯覚であり、電圧を流し込まれたのは股間だ。しかしそれでもハルヒの視界は揺れ動き、世界が点滅しているように感じられた。
「ぎっ、んぎいいぃいっ!」
 自分でも何を言っているのか分からないような叫び声が勝手に口から飛び出していく。
「ぐあぁっ……」
 ドサッとシーツに尻が落ちてから、ようやく自分は腰を突っ張らせていたのだと気付いた。電撃に身体が反射的に動いていたようだった。
「はあっ、はあぁっ、はあっ」
 目を見開きながらハルヒは荒い呼吸を繰り返した。
 ピリピリとした熱い痺れが断続的に股間を刺激している。縦筋から僅かにはみ出ている肉ビラが、電撃のせいで焼き切れてしまったような気がして、どうなっているのかこの目で確かめたかった。けれど、身体がまったく言うことを聞いてくれない。先ほどのように首を伸ばして恥丘を覗くことも出来なかった。
 普通の皮膚とは違い、敏感で弱い陰唇に直接電流を送られた衝撃は、それほどまでに強力だった。
 苦しみ悶えるハルヒをみくるは目を細めて見下ろしている。
「あはは。どうです? 一発で気絶しないよう、電圧を落としておいたんです。私、優しいでしょう? あ、だからといって感謝の言葉を口にしなくてもいいです。少し面倒でしたけれど、虐めたいほど大好きな涼宮さんのためなら、このくらいなんともないですよ」
「う、ぐ……」
「私、優しいでしょう?」
「…………」
 息も絶え絶えのハルヒに返事をする元気などあるはずもない。
「私、優しいでしょう?」
 みくるは満面の笑みを浮かべながらハルヒの横に膝を着き、顔を間近で突き合わせてきた。スタンガンは股間に接触したままなので、ハルヒは生きた心地がしなかった。みくるがちょっとその気になればまた電気ショックに襲われるのだ。彼女がほんのちょっと指を動かすだけで、自分は激痛を味わうことになる。そう思うだけで泣き叫びたくなる。
「ねえ、涼宮さん。私は優しいですよねぇ? だって、ほら、涼宮さんお気に入りのスタンガン遊びに付き合ってあげてるんですから」
 カチ、とスイッチの入れられる音が鳴った。
「っ…………!」
 ハルヒは息を呑もうとしたが、その前に強烈な電撃を流し込まれた。小陰唇をペンチで捻り潰されたかのような鋭い痛みが走ると、ハルヒの意思とは関係なく腰が跳ね上がった。小さくブリッジのような体勢になるが、長くは続かない。一秒あるかどうかというところだ。すぐに下半身から力が抜け、腰がシーツの上に落下した。
「あ、が……あっ……」
 一度目とは違い下肢の反射運動を最初から最後まで認識できたのは、すでに一度経験していることだからだろうか。だとしても、苦痛に慣れるようになるものではないらしく、あまり救いにはならなかった。
 むしろ二度目の電撃の方がきついような気もする。考えてみれば当然のことかも知れない。仮に殴られたとしても同じだろう。心構えが出来ていないだけ、一度目の方が精神的ショックは大きいかも知れないが、同じ箇所を殴られたならば、純粋なダメージは二度目の方が大きいに決まっている。
「面白いように反応してくれますねぇ。私も負けないように張り切っていきますよ」
「んんんぅんん!」
 再度の電撃。またしても腰が勝手に突き上がる。
 みくるはハルヒの股間にスタンガンを添えたまま、跳ねる腰の動きに付いてきた。陰唇からスタンガンが離れることはなく、ブリッジが崩れる直前に、再びスイッチを入れられる。
「んひいいぃい、ひいいいっ!」
 電気ショックの連続を受けて、ハルヒの下半身はさらに高く上がろうとした。しかし足首を拘束している縄がピンと張り、それ以上の動作を許さない。
「もうひと頑張り!」
 言いながらみくるはさらに電撃を加えてきた。
「ああああぁっ!」
 腰を浮かせたままハルヒの身体はガクガクと波打った。縄が軋み、今までにないほどの圧力が手首にも足首にも掛かる。それでもハルヒは手足を動かそうともがいた。縄が食い込む痛みなど電撃に比べれば些細なことに過ぎない。
 両手両足の筋肉が痙攣しながら強張っている一方、股間からは力が抜け、尿道が弛緩していった。尿道口から極僅かに液体が垂れて、尻肌に伝い落ちる。膀胱がほぼ空になっているため、それ以上の尿は出てこない。なのに、尿道口はまだ排泄し足りないかのようにヒクヒクとわなないていた。もし先ほど排尿していなかったら、とっくに黄色い放物線を描いていたことだろう。
「うぐっ、ううっ……」
 スタンガンのスイッチからみくるの指が離れると、ハルヒの身体はブリッジを解いた。意識してのことではない。気が付いたらハルヒは仰向けの姿勢に戻っていた。
 全身を揺さ振られているような衝撃は、電流が止まると同時に消えてくれたが、それで何もかも元の状態になるわけではない。ピリピリとした電気の余韻と、ジーンとした不快感以外は、下半身から何も感じなかった。
 まるで自分の身体が自分のものではなくなてしまったかのような感覚に、思わずハルヒは顎を引いて、ちゃんと足が付いているのか確認してしまった。むろんのこと下半身は消え失せていなかったが、目で見たからといって感覚を取り戻せるはずもない。結局、視線を動かしたところで、麻痺した身体に対する違和感を余計に大きくすることにしかならなかった。
「とっても気持ち良さそうでしたねぇ、涼宮さん。身体いっぱいに悦びを表現されると、なんだか羨ましくなってしまいます。でも、いいです。今日は涼宮さんを徹底的に感じさせてあげますから、電気をたっぷり味わってくださいね」
「あ……ぅ、あうぅ……」
 悦んでなんていないと言おうとしたが、電撃の影響で口がまともに動いてくれなかった。震えている唇の端から涎が零れる。それを自覚していても、口を閉じることすら満足には出来ない。
「だいぶ効いているようですね。さっきはオシッコの穴だけじゃなくて、ウンチの穴もパクパクしてたの、気が付いていました?」
「…………」
 ハルヒは顔色を失った。尿道口がヒクついていたのは自覚していたが、肛門まで反応していたとは全く思っていなかった。気付かなかったということは、それだけ肛門は電撃の影響が深刻なのではないか。あと少し電圧が高かったら脱糞していたかも知れない。これから無数の電撃を浴びせられたら、嫌でも漏らしてしまうだろう。小刻みに痙攣している身体が恐ろしさにますます震えた。
「物足りなさそうな顔をして、どうしたんですか? ひょっとして、電気を味わいながらウンチしたかったんですか? なぁんだ。それならそうと、初めから言ってくださいよぉ。安心してください。私は優しいですから、ちゃんと涼宮さんの願いを叶えてあげます。だから何も心配せず、私に身を委ねてください」
「ぅく……んんっ」
 ハルヒは不自由な身体を必死に動かして首を横に振った。みくるは天使のような微笑を浮かべながらそれを無視する。
「さぁて、お漏らししても大丈夫なように、まずはオムツを下に敷いておきませんと。念のため、さらにその下にはタオルも敷いておきましょう。涼宮さんが何の遠慮もなくウンチ出来るようにしませんとね」
 にこやかに言いながらみくるはタオルとオムツを敷き詰めていった。
「はい、準備出来ました。今日も眠くなるまで付き合ってあげますから、涼宮さんもゆっくりと楽しんでくださいね。スタンガンってけっこう飽きが来ないので、今日はずっとこれで遊んであげますよ」
「…………」
 ハルヒはガタガタと震えながら、見開いた目でみくるの顔を見上げた。
 視界の端に映っている薄いカーテンからは、夕日が差し込み始めていた。何時なのかは分からないが、今が夕方なのは確かだ。みくるが寝るまで電気責めが続くのならば、少なく見積もってもあと二・三時間はある。多めに考えれば五時間を超えるだろう。想像するだけで震え上がってしまう。
 みくるが帰ってきてから、まだ十分かそこらしか経っていない。それがハルヒには堪らなかった。たったこれだけでも辛くて頭がおかしくなりそうなのに、この地獄はまだ始まったばかりなのだ。みくるが眠りにつくまでに果たして自分は正気を保っていられるのか、まるで自信はなかった。今すぐ発狂しても不思議ではない。こんな状態があと数時間は続くのだ……。
「ふふ、涼宮さん。今日だけじゃなく、明日も明後日も、ずっと遊んであげますからね」
 みくるはハルヒの胸の内を読んだかのように嘲笑した。
 その言葉は、ハルヒの心を絶望に突き落とすのに充分な重さを持っていた。
 ……そう、今日という地獄が過ぎ去っても、それで全てが終わるわけではないのだ。目の前の電気責めがあまりにも苛酷すぎたため、ハルヒの頭は先のことにまで思いが及んでいなかった。
 死ぬほどの責め苦を何時間も受け続けた後に、正常な思考を保ったまま翌日を迎えることが出来たところで、翌日の拷問を待つことしか出来ないのである。明日を乗り越えたとしても、さらにその次の日にはまた同じことの繰り返しだ。ハルヒが狂うまでみくるは決して責めの手を緩めないだろう。今までの容赦の無さを考えればそれは明白だった。
「それじゃあ、再開しましょうか。いいですかぁ?」
 みくるは薄笑いを浮かべながらスタンガンを股間に添えた。さっきとは違い、陰唇に当てるだけでは収まらず、スタンガンの先端を膣口にグイグイと押し込もうとしてくる。
 簡単には入らないと判断したのか、みくるは左手の親指と人差し指で入り口を広げた。そのまま右手に持っているスタンガンで膣口を貫きに掛かる。
「うむぅ、なかなか難しいですねぇ」
「ぁあ……っ、あがっ……んぅっ……」
 陰部に走る痛みにハルヒは顔を歪めた。スタンガンはハルヒやみくるの手首ほどの太さはある。そんなものが膣に入るだなんてとても思えなかった。それでもしつこく突き続けるみくるが異常としか思えない。
「もう少し、こう、あとちょっとでいけそうな感じがするんですよね。少しでも入れば後はどうとでもなると思うんですけど」
 みくるは身を乗り出して、グッと体重を掛けてスタンガンに力を込めた。
「が、あ……かはっ、ぁうっ……」
 秘肉を引き裂かれる激痛と、硬い物が膣内に割り入ってくる感覚に、ハルヒの口が大きく開いた。だがその口から悲鳴を上げることは出来ない。その代わりとでもいうかのように、唾がピュッと上に飛んだ。
 股間に生温かい液体が流れていく。一瞬ハルヒは汗が垂れたのかと思ったが、そうじゃないことはすぐ分かった。無理矢理スタンガンを押し込まれたせいで、膣肉から血が出てしまったのだ。
「入っちゃいましたねぇ。ちょっと無謀かと思っていたのですが、やってみればなんとかなるものです。良い教訓になりましたね」
 みくるはにっこりと笑った。
「っ……ぁっ……」
 すでにスタンガンはそれなりに埋没しているようで、みくるは最初の一突きよりも奥へ入れようとはしなかった。スタンガンがすっぽりと中に入ってしまったわけではない。まだいくらか余裕はあるはずだ。みくるがそこで止めたのは、これ以上は根元にあるスイッチまで埋もれてしまうからだろう。
 金属の冷たい感触にハルヒは総身を震わせた。その冷たさが浸透したかのように心臓がヒヤリとした。
 これから、粘膜に直接電気を流し込まれようとしている。その衝撃はこれまでの比ではないであろう。しかも、まず一度や二度では済まないに違いない。十や二十でも全く足りないだろう。みくるの気分次第だが、ハルヒにとっては無限と変わらないような数になるのだけはハッキリしていた。その第一歩が始まろうとしている……。
 次の瞬間にでも電撃を送り込まれるであろう恐怖に、ハルヒは喉の奥から絶叫を搾り出した。今まで唇が動かなかったのが嘘だったかのような大絶叫。身体は麻痺しているはずなのに、心が無理矢理に悲鳴を上げさせているのだ。もちろん恐怖心もあるが、なによりも絶望感がハルヒの心をズタズタにしてしまっていた。
「ふふふ」
 みくるは顔を綻ばせながら構わずスタンガンのスイッチを入れた。
 カチッという音が耳に届いてから、実際に電気が流れるまでの刹那に、ハルヒの精神はこれ以上の負荷を拒絶し、自ら崩壊することを選んだ。
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